小２ヒサキが言うことにはそれは春休みのこと、三月二六日。その一つはこうして今も、原形をとどめている。 一つの島とはいえ浜辺によって、砂はかくも違う。どう違うって、私は集めただけの者ですから。 触れるや否や小２は仰せになる、これはすぐだんごに…

旋回待機中の機に無理やり乗せかなかったら台風停滞の延長工事を、三日もやらせられたのに悔しい置き土産。今どきのゴールデンバットも、残すところ一本となった。がんばれ二本。 煙と縁が切れて何年だ？ さぁ新天地で禁煙の操、貫けるか……。自信揺らぐのは…

偶然だが、赤マターの神の収穫祭パナリ島の血を引く小２、具志堅ひさきが砂だんごを69コつくって、つい先ほど頭が筋肉だと評されるお父さんのお迎えで帰途についた。 お父さんは腕相撲のオキナワ・チャンピオンの由。だからといって頭が筋肉はないだろ、現れ…

遅れに遅れたヒサキ小２のインスタレーションは、オープン三日めの今日になった。 何時に行きましょうかと本人から電話があった。 昨日はお母さんがパナリ島の砂を届けてくれた。 明日は出張で、おばあちゃんと行かせます。出張? という顔をすると、ヒサキの…

その手相見の前を通るたびに彼が我が手をじっと見てはせぬかとチラ見をしてみるのだが、自分を占う気はないらしい。 留守番をおいて、あるじ不在。石垣はなが逗留のおおかぜのさ中。

八月一日、ギャラリー「パナリ」は嵐の船出をいたしました。みなさまのお力添えを感謝します、って朝は明けたが準備は整わず、砂だんご作家(小２)のお母さんに風が止んだら明日にも……と連絡。もう一日準備が出来るぞ♪と、寝てませんが。 台風は頭上に停滞し…