2009-12-01から1ヶ月間の記事一覧
二十一世紀のこうした殉教者の足跡をひとりひとり訪ねて人々の胸にとどめようとする、例えば澤地のような人が間もなく呼ばれるだろう。
明治村の移民建築にて
スマートフォン型の携帯にこれは何だろうという名前が、メモしてある。手掛かりがないと、その人のゆかりが思い出せないのだ。もういいかと消去して、写真を手掛かりに思い出したが消したあと。この青年から藁で作ったカマキリ、サソリ、トンボを買ったのだ…
上陸、向かって左まわりすく、改装中の灯台のある園地でハンモックを吊ってみた。若い旅行者をモデルにスカウトするのはやめておく。遠景に港をみはるかす。次回はここでレクチャーを企画する。
農薬・肥料のたぐいの注文書を配りはしても、自分は買ったことがない。亡父は余した残りの使ってきたが、もう「ひとまきくん(!)」も底をついた。これで名実ともに無肥料・無農薬米だ。 農薬は使って減らすことはせずいつだったか農協の資材窓口に返しに行く…
株・デビカ、463ー0054 名古屋市守山区小六町5ー22。消費者窓口を持っていて、電話は052ー794ー9575。透明度は高いが柔軟性にかけるのが難点になるOPPのカバーだけを探していた。そんな儲かりもしないこれをやっとみつけた。普通のノー…
白水という川の名もゆかしい。晩夏、亜熱帯の水きよく子らさんざめく。 一人では立ち入る気が起きない南の島の谷川を、案内していただけてありがたかった。
ガス炊飯器3、簡易カマド、コンロ、大鍋、寸胴鍋、アルミ盥、陶製食器各100客程度、長テーブル5、ほかボール、バケツ、杓、ほか炊き出し用具一式。 町内の今年の世話役が、上を廃棄するがどうかと連絡をくれた。収まっている倉庫ごと設置場所が公道上だ…
ビクといえば、腰に提げる竹かごが思い浮かぶ。提げ紐が取り付くあたりがくびれているのはその固定にも都合がよいし、内容物の収まりにも好都合だろう。しかしそんなものをビクとよぶ日常生活は私にはなくて、ビクといえば天秤棒で担ぐ藁製の写真のもの。 自…
日曜の朝、一般紙の三面記事下広告。イセキのバッテリーの耕運機。家庭菜園20坪を、一回の充電で耕す。104790円。ホンダからは携帯コンロのガスボンベで動く、同様のミニ耕運機が売り出されている。 アノ、茂春サがこんなものを使っているので、近寄…
今年始めての雪は亡父の命日。花は水仙、南天、沈丁花。雪の庭にこれだけあった。
かれが遠くなりにけりといった時代は、さらに遥かに去った。現在の名誉村長は誰々ですというセットを組んだ仕掛けがあった。ええと、誰だったかな? もうそんな趣向、止めたらいいじゃん。 エンシーダは「まんのう」、ラステーロは「熊手」。ラテンアメリカ…
厚くのして切ったら立てて、二枚にそぐ。背中合わせに重ねてそいだ面を両表にすれば、見栄えのよい切りモチ2コ組みができる。 雲南黒米も神丹穂もどちらも古代米のモチ米だが、今年は神丹穂を五分づきの玄米モチだけにする。
古い藁仕事に風を当てたついでに、出しっぱなしの稲藁見本をしまう。落穂するのでネットをかけてある。左より普通のうるち米、中は長粒種の雲南黒米、右が神丹穂。こんなに長さがほら、違うでしょという見本。
僅かだが、今年も餅を搗く。今年の古代米の出来はどうかと、試し搗きしてみた。厚手にのして短冊に切ったら包丁で二枚にはぐと、ナント切りモチの数が倍になる! そりゃそーだ、今年はこれでいきます。
このごの農に関するアプローチの全体を、こう呼んで再開した。藁よりはじまる……。日だまりの僅かのひと時、カドにひろげたものはビクだけでない。その大小、叺(カマス=こんな字?)、俵のフタ(座布団って呼んだことがある)。今日のところは、これくらいにし…
納屋一掃も終盤、それもそうで明日は当の主が没してまる四年になる。屋根裏から下ろして、四年もほってあった「ビク」の埃をはらった。ひとつづつ覗きこむと、ビクのヘソには、個性があるね。 はっきりとは知らないが構造的に生まれるヘソは内容物を詰めて運…
左からサンタショート5775円、サンタボレロ6300円。次も肩ひものないサンタショート5775円。サンタのロングドレスは6300円、どれも手袋と帽子つき。地方都市の古い商店街にできた、おおきなガラスのはまった新しいブティックで。 どんなお姐…
波消しブロックに阻まれて弾かれたビーンボールのように逡巡したあげく浜を去っていく足跡が、渥美半島の表浜に残されていると地元の観察者が報告している。 ユキさん(与那国島のカレー屋)は今度の漂流物の定例会はここの赤羽根で開かれると、参加に〇をつけ…
中村康信の土瓶をこの一五年ほどのあいだに一五〇個くらいは売った。旧・小原村に彼を訪ねると、もう陶芸は趣味だよなんて言う。窯の中にナマのものが詰まっているが、ブタン・ガスを買う金がないというのだった。 万古の五〇〇円の急須が善くってと茶を煎れ…
枯れた二番稲に「明日のジョーの最期」のキャプションをつける。
ガンガンの一つにだれかがこれを買った日付が、墨書きしてある。それは私が生まれて一年と1〇日ばかりたった日のことだ。ガンガンもまた還暦をむかえて私の農作業小屋でもうひと花、咲かすことになったのである。
秋の取り入れ後、田にたなびく煙が野焼きである。ことしは藁のほかに、サトウキビの葉を燃やした。 藁しべ長者とか灰被り姫のようにワラには一見、マイナスのイメージがあるように思えるが物語の終盤で覆る。 その価値は見直されるべきものとして、ワラは昔…
二色の注文票には稲作こよみという、もう一枚がついていて欄外の四行にこうある。 1●肥料・農薬は全量予約注文をしましょう。 2●米作りは、減農薬栽培に努めましょう。 3●JA米の要件には種子更新と栽培日誌の記帳が必要です。 4●農薬を購入する時は印…
うちそと、ガンガンを洗ったのは初めて。剥がれたラベルのコピーを記録しておく。松星印の米の成る器「米穀類貯蔵器」鼠がいくら騒いでもダメ。 堅牢優美・絶対保障、虫害・鼠害・完全防止。貯蔵器の主要目的ー保有穀類の虫・鼠等に依る減耗害食を完全に防止…
まだ最低気温がマイナスにならない、今のうちにガンガンを洗ってモミ貯蔵の準備をした。これらのガンガンは当家で使ってきたものでなく、私が古道具屋や廃業農家から譲りうけたものばかり。 ガンガンというのも何だかワラケルが、小さな缶ならカンカンでよい…
三反百姓のわずかばかりの古代米販売の機会は、暮れのモチつきイベント。そこで見せようと鉢植えに採っておいた二番穂は、島にいる間にシーナになってしまった。寒さに負けて、実が入らなかった。これではスズメも食わない。 作っているのは「神丹穂」と「雲…
柿の実をとって出かけたが島から戻ると、木の先に残した三つほどの実は一つになっていた。まだ冬は始まったばかり、もう少し多く残しとくんだった。 老母に渡しておいた越しカゴが、庭に転がったままだ。使い道などなくて、迷惑だったろう。私だって出番は柿…