2018-06-01から1ヶ月間の記事一覧

桟に置くようにと言いたくて

細くて長く突きだした様は桟橋だ、あてもない海に頼りなく延ばした。掬い上げた縄端を、運動靴に結ぶレポート。 トゥルーラバーズノットをコブツキにする。 また、閉じた環にひとすじ 加える。茶器の袋の口縛り。スニーカーをこう縛るのは、コンバースも知ら…

手習いと手伝い

NHKののど自慢で職業をきかれて私企業名言わないと遠慮した看護婦が「はい肉体関係です」と答えたむかし、似た慣用句に「家事手伝い」がある。 ナカハラミサオのあんみつ姫だかお友だちのキャスティングが「行儀見習い」だった。この70年に手伝い、見習い…

やしのみ

*p1* 椰子の実流し 31年目になる渥美半島との交流催事、今年初めてその一部始終を知った。 熱帯低気圧が海面を揺する、百名近い参加者の具合を悪くして東シナ海の外洋に出た。太平洋側に投ずるかと思ったが、八重山は黒潮を割って西側を北上しているとは知ら…

ゆるまないひとむすび

むすんでのち緩むか否かでなく、結ぶ際に揺るまず結べるか否か。ひとむすびの位置をキープしてふたむすび、それなら普通だが。

ぐるぐる巻き

民具の工房を主宰する某が編むと綯うを使い分けてなくて、思わず訂正してしまった。綯うに撚るや縒るを加えれば、正確に言い分けられる人は絶滅したと言っていい。 ワラジとゾウリの境目が曖昧になったのは、暮らしからどれだけ遠退いたか、の指標だ。結びも…

お嬢さん南の島でふんどしに遭う

ハンモックの手編みから始まった私の結びは、 42年目になった。対象は広がって「あやとり」に及ぶとは、思ってもみなかった。いちばん新しい趣向はまっとうなもので、タカラ貝を錘りに綿糸で漁網を編もうという思いつき。刺し網と投網。柿渋で染める、島の博…

パンの木

某所でパンの木の大木を見た、通いなれたところ。大きな特徴的な葉、これならどこかで見たな、とNか言う。車に同乗するたびに、何処だったかなとキョロキョロしている。そして、以下紙。

生きている柱

小さな家を作る教室を再開するのだが、新しい趣向は「生きている柱」と「動く家」。 「締め殺しの樹」などと穏やかでない二つ名のある、ガジュマルとアコウの木。街路樹にされたその幼な木が見る間に添木のつっかい棒を呑み込んだ様子は、亜熱帯の風景では珍…

柄をすげる

これは痛み止め、これはそのための胃薬。強い鎮痛薬を追加しましょう。あわせて250錠も呑んだろうか……。全国250万人のラジオ深夜便をお聴きの皆さんこんばんは、なんて言ってる午後11時すぎ。まだ鎮痛薬が必要だ。シーズン11まである「ボーンズ」を見終わ…