生きている柱

小さな家を作る教室を再開するのだが、新しい趣向は「生きている柱」と「動く家」。

「締め殺しの樹」などと穏やかでない二つ名のある、ガジュマルとアコウの木。街路樹にされたその幼な木が見る間に添木のつっかい棒を呑み込んだ様子は、亜熱帯の風景では珍しくない。

名ばかりのツリーハウスは樹上にコトリの家のようには、なかなか取り付いていられない。ぱっと見には樹は嬉しくないないだろう……と思われるツリーハウス。
ガジュマルやアコウ木なら、木にも心地よいツリーハウスが建つんじゃないか? これがキーワード「生きている柱」。