2011-01-01から1ヶ月間の記事一覧

正月元旦のこと

詣でるのは小学校に隣り合わせでいて、懐かしい切り株の末路見る。小学のころこのシイの虚には梟がいると、われわれ小学坊主は噂していた。私はよくそばまできたが、覗いたことはなかったのだった。梟はね、何代も同じ虚を巣にするんだよ。期待をこめて言っ…

元旦のこと

元旦のこと。すでに一月もわずかだが、ブログにメモしておく元旦の記録がまだある。墓参りは初詣と決めたが、ことしはオガワイサムノミコト等の名札の前にひとりの新しく合祀されるひとの名が加わっていた。四年ぶりのこと。 境内の暗がりに積まれた焚き木の…

マックスホッチキス

ホチキスを旅先で一つ買って間に合わせた。こういうとき百円ショップかどうか、柄にもなく熟考してしまった。島に置いて帰る部屋があるのだから、ぺたーと針が折れるやつを初めて買っておいた。物のかたちに突出した透明ケースにスライドして収まる台紙が背…

みっちゃんとえっちゃんのランド

外間美津子10才、外間悦子8才。伊達直人報道にもマスコミはすぐ飽きた。沖縄でも例外でないが、この対馬丸に乗り合わせた少女のランドセルを思い出した者が、この島にどれほどいただろうか。携帯ではガラス越に上手く撮れなかったが宿まで戻って、もらった「…

ビキニ

今日の「金口木舌」の書き出しは、こうだ。1946年7月5日、パリのプールでショーがあり、露出度の高い水着が発表された。「ビキニ」だ。これまでになかった大胆さ。名前の由来は、4日前の出来事にある。▼広島、長崎に次ぐ核爆発が太平洋のビキニ環礁であった……

宮古島の来訪神サティパロウ

宮古島では旧暦12月最後の丑の日がこの1月22日で来訪神「パーントゥ」が来る日。写真は上野の野原集落。まとう葉はクロツグなど。パーントゥ扮するのは子ども、現れるのは白昼。

マユンガナシの仮面

マユンガナシは仲筋、ふ海、野底、伊原間、平久保でも明治のころまで続いたが、今では川平に残るのみと。神々の古層の6(比嘉康雄)だが、仮面について記述がない。シツの三日目が正月! シツは旧暦八九月の戊戌(つちのえ・いぬ)から。その三日目を正月と…

マユンガナシ

アヤパニモールが名を代えている。命名権を売ったらしい、愚かさの本土並に呆れる。さて街頭の案内図にマユンガナシ。知る者でなければ、とてもこうは描けない。旧暦九月のころ、三日間無病息災・五穀豊穣を祈願する神の国の正月行事……と、挿し絵に添え書き…

久場良淳さんの盆栽

石垣市街を徘徊していると、ブーゲンビリアの立派な盆栽をみつけた。敷地内に入り込むと、番犬が何の用かと言う。留守番の子どもに通訳をお願いして、撮影の許しをえた。

島のレンタルビデオ屋

島には島のテレビ事情があると想像させるのが、ビデオ屋にずらっと並んだ聞き慣れた連続TV番組の 録画テープ。全国展開するビデオ屋には見られない光景。なかでも「ベストムービー」には、それにくわえて沖縄芝居のビデオが、壁の一面を占めていた。よそ者に…

合縁奇縁

平田弘史、臣新蔵の流れだという印象の新里堅進を石垣にきて初めて知った。真喜志康忠の沖縄大衆演劇の漫画化は、琉球新報連載後1998年から単行本化されたようだが、どこまでなされたかまだしらない。石垣の独立系のレンタルビデオ屋は一つ消えて残る一軒の…

ごみ

ヤンマーYK600

中耕ロータリーRC42と型番がボデーにある、可愛いが一人前の耕運機。柄をすげ替える企画の目玉は、再生耕運機をいくつか集めた試乗会。試乗と言ってもうしろついて歩くのだが。 園芸ブームでおもちゃのような新型も多いが、せめてこれくらいはなきゃ仕事に…

沖縄タイムス11・1・18/13面

石垣島万花艶いて内くらきやまとごころはかすかに狂う馬場あき子島ナイチャーと自任する松村のものは体内に異物受け容れ吐き出せぬ沖縄という貝の抱く闇 石垣についた日に紙上で。

鍬と備中とマンノウ

自宅解体の余波で迷惑なことだったが、長家もおおかた更地に帰した。 すでに住人は八十余のおばあちゃん一人。傾いた囲いに農具が錆びて、引っかかっている。 「柄をすげ替える」と題した催しのおり、再生する予定である。

今朝の靴下

背骨問題以後、難儀なことだが一年ぶりに足先を三段柄にすることができるようになった。まだアクロバティックだが、ダブルでようやっと靴下が履けるようにナリマシタ。先が思いやられる。あのときもう少し優しくしとくんだったと言う日も近いか。

家とネコ

不在がちの自宅に巣くったネコ一家も、そろそろ子わかれの季節であろうか。母ネコに子三匹、暗がりではもう見分けがつきにくい。

赤カブと浜ダイコン

岬もうでからもどるとGが紅白かぶらを持って来ていた。まだ商品化には工夫の余地あり。地震予知、うなぎ人工孵化計画……。常軌を逸した話に二の句がつげないが、スッポンを捕まえて料理屋に売ったのにも驚いたが、つけもんやなら堅い。お手伝いのしがいもあ…

和地辺りで

岬を回って外うみを戻りながらまだワジ辺りで、このひさぼうふうりの緑のトンネルは初めてかなと思いながら浜に出ると、締まった砂地に大根葉がのびのび元旦の陽光を浴びていた。一本引き抜いてみると、それはハマダイコンにしては色白で素直な辛みであった…

戻ってきた手紙の付箋紙

付箋紙の文面は次の通り このあて所地域は、新住居表示になってから相当期間が経過し、現在では配達が甚だ困難な状況ですから、誠に申し訳ございませんがお返しさせていただきます。 いまとなってはなにが誇りでどこに自らの価値があるかを知らない愚か者。

青春マンダラー

昨年11月27日「八重山日報」4面。青春マンダラー上映会の開催、袖見出しに28日竹富島まちなみ館。本文以下。 今年2月に竹富島で撮影されたショートフィルム「青春マンダラー」が28日午後8時から、竹富島まちなみ館で上映される。竹富島の長寿の祝い「マンダ…

木枠の温室

カドを挟んで母屋に対面したコウエは亡父が所帯を持ったときは二階はなかったような気がするが、確かめていない。更地に戻すのに四年もかかってしまったので母屋は解体業者に任せるつもりだが、官費で施された防音工事の重厚なガラス戸をもう一度使ってやり…

海苔網1・8米×1・2米740円

竹皮

田にひとうね、葉蘭を作った。拳大の株で800円以上で一○鉢ほどだったものだから、いささか細かく分けすぎたかもしれないが、畝は貧弱なものだ。これに山本さんの竹皮でおにぎりを包みたい……、一○年来の希望だ。

さざんかの花さくころ

秦皮の芽をひとつ持ち帰って、自宅の隅山茶花の垣根の脇に地植えしてみた。企画サンプル。

鎌再会

刃がチビたのかはじめから短い鎌なのか今となっては分からないが、柄に施した滑り止めの彫りに覚えがある。幼い私が所有権を主張したものだ。これで毎日タンポポの主根を切断した。ウサギのためだ。病む母のためには彼岸花の根元をさばいた。球根をすりおろ…

丸栄屋上

暮れまだ先のデパート屋上にふと上ってみた。日曜の昼時、人影二つ僅か。ケナフと芽キャベツを掛け合わせた屋上緑化計画の果てがあった。

しまとねりこ

島秦皮園芸消費めざましい昨今、珍しいものでないがスーパー銭湯の屋外浴槽の脇で芽生えている。

縄綯い機

栗原式興縄機紀年号 福山市報国農機製 鈴木償さん大正12年生まれ 知多町グリーンセンター催事で

バターン

バターン半島1942