2013-09-01から1ヶ月間の記事一覧

到達点

解くことを前提に編めば、トップは端ロープとは別にしつらえて、写真のようが到達点。講座は昨日でシリーズの上級を終えた。一ト月おいて特別講座を残しているが、どの回も仕上げたハンモックにゆっくり横になる間がなかった。 そこで次回「特別講座」にあわ…

安息日の双葉

遅く起きたる安息日、双葉の先は再びリセットを可能にしている。軽易なオートフォーカスには見つけられない再生の、顛末がまた始まる。

白い犬

島をときに案内する人が来て、まだ歩くのかと言われる。 速くないのだが、キョロキョロとふらふらといつまでも歩く。間近に良い声で鳴く鳥がいる。 風景を楽しまない早歩きは好きでない、晴天を曇天にするサングラスも好みでない。 暗い中、対面する白いもの…

緑の二矢

双葉を消費する、間も光もなく命を閉じるモヤシ。モヤシ……と書こうとすると、萌やしと次候補をケータイが提案してくれた。 根を張る前に夜閉じるおさな葉を瞬く間に次々に産み出して、双葉は蓄えをなくして役目を終えようとしてそれを日照りで枯らしてしまっ…

台湾のクルーズ船

朝七時入港、待っていたタグボートが取りついて、後部側辺を押す。 港内で大きく反転する様は、パフォーマンスではないかと疑われるほど見応えがある。 こうして舳先を外に向けてほぼ12時間停泊して、夜の七時辺りにその体勢のまま帰路につく。このクルーズ…

小さき眠り(前後した、こちらが先)

ピントが合わないのだが、その 小さな眠りはお分かり いただけるだろう。 すべて絶えた土から、ふたたび パイオニア・ツリーが名乗りをあげた。まだ明るい夕刻七時前 すでに店仕舞いのご様子。

忘れる

離島桟橋から潮風のあたる501の緑は、ことごとく絶えた。いままた五階へ到達したパイオニアツリーが枯れて、双葉だけが緑を保っている。 その先を裁って、双葉に切り戻してみた。せんないことである。 なにやら切り口には、分かれた突起のようなものが見える…

滝田ゆうの銘酒屋

夕べは秋刀魚で熱燗三合、文春の大判ムックのような一冊。昭和の百人…のような趣向で、テキトーなところにヒロヒトを入れている。 それはそれとして、ふと気づけば存命の顔をさがしているが。それはこの造本意図から、外れた視点なのである。 我々の大方は昭…

塩ビ園芸ロープを外してソフトなポリエステルロープで編み直してみた

三点構造は一般的に、テンションが高い。ネットのセンターを引っ張る支点が、一つ出来るからだ。 際限なく引っ張られないように、ストッパーを設けている。アップの写真の、結びがそれ。 ひと夏Fリゾートで使い込んだものだか、こうして漂白・斑染めしてソ…

三点吊りのトップの仕上げ

ダブル・トップの取り付き

ラジオペンチのある方が、二重。 試乗して伸びを見込んで整え終ったら、棒結びを施して完成。 ダブル・トップ側は一重仕様で十分だか、ダブル・トップ側と揃える設営全長に余裕があるなら、こちらも二重で繰り出し可能な長さにしておくとよい。

金具を使わない

ショートスプライスで編み込み接続したロープ・リングを、二サイズ用意する。大は二重に使うもので、一重の際のRは190ミリ程度。小は80Rくらい。 この三点吊りの場合、トップは供でダブル。ダブル・トップの側に、この小。 「供でダブル」=ハウツーだが、吟…

ロープの敷物

3ミリロープでマットのミニチュアを編むと、こんな具合でコースターといった風情。 潮で劣化した廃ロープが漂着して、マットに姿を変える日を思い描く。そんな日が来るかどうか。 浜から引きずってきた廃ロープを洗濯機に放り込んで、砂を吐かせる……思った…

丸ごとのスイカ

島で初めてまるごとスイカを買った。立派なミキサーを初心者が使う手始めに、スイカジュースくらいが抵抗が少なくてよいぞ。スイカネットの今も、知りたく思ったのだ。 三筋を中央で、束ねひと結び。 放射状に、マクラメの如く編み拡げて網となすかと思った…

オキナワおまけ

オキナワに送る砂糖キビ染めのハンモックにおまけを付けようと、日曜を一日かけた。 写真で大きさがつかめまいと、指金を当ててみた。幅は15センチである。 ひとの載るものと、構造はまったく同一である。かかる製作時間も、ほぼ。

野蒜に憩う

先の大風で羽根を傷めたシジミが、野蒜の花に十日もいる。 毎朝とおる道だが、今日こそその根元で途絶えているかと思う。 羽根はノコギリ状でリアス式しじみと呼んで、明日に祈るのだ。

果樹ハウス栽培用塩ビロープの寝心地

島に渡ってものめずらしかった、塩ビロープ。引き出し成型しただけの三つ撚りに見えたが、よく観察してみると小縄も撚ってある。それぞれに綿糸が巻いてあって、果樹の枝や蔓が親近感を覚えるに違いない。 腰はないが塩ビ自体には弾力がなくて、網目はどうし…

読み書き障害にみられる二ヵ所の脳内問題箇所を突き止める

太鼓を「た」「い」「こ」に分解するような処理がうまくできない?日経2013年9月19日14面 s象形文字の一義は音にはない、そうした脳は「た」「い」「こ」に分けて処理せず、象形文字本来の図像の表意通りまるごと受け取ればよい。文法を持ち込む言語圏の文化…

五百分の、定番の比率。

思いつくままに編み針を繰ってきたが、ゴールをめざしてスタートラインを踏み出した自覚を報告した。 001は小笠原の藤永法子・赤土・19穴・3ミリ白ビニロン・端ロープ黄ハード・タイプNATSU 002はチュール赤・19穴・3ミリ赤ポリエステル・端ロープは綿…

眠る曲げわっぱ

上下二段の両方に漆が入ってしまってギャラリーの奥で眠ったままの曲げわっぱ、陽の目はまだ先だが「片割れはいま出来た」と八〇余の作者。 いくらなんでももうじき一年と電話をしてみると、これほど遅れてもう要らなくなってるかとお知らせに気後れしたと仰…

クバの仕事、与那国では久部良竹仁さん

イリの満月

いま地上は裏側にあって、太陽はこの海の向こう側で影のない丸いままの月全体にはねかえして、光を未明の世界に届けてくる。 夜半にも船が往来することを知る。ケータイとスマホの中間のもので、突起のあるボタンが今となっては邪魔。 そのカメラは描写にバ…

戦跡晨洋隊桟橋

完成形

手仕事は指先が日ごとカイゼンを見出だすが、これを一先ず完成形としようという気になった。 家を出て(こんな台詞♪)五〇まではいかないだろうが、ほぼこれに近づく数のハンモックを南の島で編んだろう。 つい先日織りネームを張って、五〇〇をゴールにカウ…

四人目で初めて新生児に布おむつと、日曜の沖縄タイムス。

朝虹、13金、馬鈴薯のなかのモヤモヤ、今日から緑茶。まもなくとぅばらーま。

秋のトバ口の、私の近況。 いい茶は、アルミの袋もふたえ。 期待させよってからに。 ギャラリーに持参するポットには 冷えたものです。 その場でおいれするのは、むろん 熱い茶。

馬鈴薯の始まりの仄かな痕跡

26分の4、海上保安庁或る男女比

501からの強力ウオッチャーであることをご披露する機会がやって来た。件の船より三嬢が顔を出した、二人を載せた。明日、双眼鏡を買おう、見送る。

マジキナー

その名をマジキナーさんと言うと知ったのは、ごく最近だ。彼女(!)はローカルのFMに自分の番組を持っていて、そのスポンサーは彼女も所属する砂糖きびの染め物組合だ。 ショールームは瀬長島にあって、生成りのハンモックを担いで訪ねたのはいつのことだっ…

かうんと

織りネームを新たに作って、ワッペン刺繍に那覇で作ったものを合わせれば五種。 持ち越してきたが、やっとハンモックに縫い付けた。その数500と吹聴してきたが、ようやく三本のハンモックにタグをつけてカウントを始めた。 のこり496本の手始めは、藍。色止…