2010-01-01から1ヶ月間の記事一覧

ジラード三等兵事件

ラジオ深夜便が終ると、今日は何の日。「音の風景」ほどの趣向はないが、ぼんやり半分聞き逃して時をやり過ごすというか新しい朝を迎えるのがまだ残り時間の少なくないアラカンの愉しさかも知れない。 の、例にもれず主語を聞き逃したが、ジラードなる現場男…

前の中小企業センター

と、いうのだったか? 労働と何だったかもうひとつの熟語は何だったか、組み合わせが自然でないのだろう。地図で確かめて行ったが、どうも記憶できない。横文字の愛称が添えてあって、迷惑至極。 そこは70年代のトバ口に差し掛かったころ、重たいものや飛…

くちなし

白くかおるクシナシの実がオレンジ色にふくらんだ冬、まだムクドリの腹は満ちてここまで来ず。

煮笊

煮笊とでも呼んでおくか、柳橋市場の「包丁屋」で二つ925円。ほぐして照明のカバーに組んで、和紙を貼る。小牧きいちごの家の仕上げの仕事。照明は天井に埋め込んであって、ふくらんで障子を水平に取り付ける感じ。

どう結わえるか

藁の端と端(もとというべきか)を合わせて、ねじって挟み込む。これを縛るというのは、ちょっと違う。結ぶわけでない。挟み込むのは上から下でなく、下から上へ。雨つぶが停滞しないように。勝次さんがそう教えてくれた。昨秋、勝次さんの藁つづみに変わりな…

ブックオフで

サンテ3箱だからミカン箱なら6杯くらい、子が遺した古本を持ち込んだ。ゴミを持ち込まれても迷惑だろうと、先のコロコロなど雑誌だけでなく単行本も相当減量した揚げ句のことだったが70円(!)だった。 店内に「捨てる前に持ってこい」という意味の音声案…

ナカジマのあぜは土手

年をまたいで二カ所の田のあぜに手をいれた。初めてで最後のこと。ナカジマでは土手といってもよい高さのある畦で、打ち込んだ杭は、大人の背ほどある。祖父繁太郎の代にお蚕(かいこ)で稼いで買った田だと、祖母・孝(たか)が言っていた。 以来、二代の男が土…

20才まで……

梱包は1985・4・29、コロコロコミック本誌。79、80。他は1982刊だと、内容物の表書きがある。ぐずぐずと先送りしてきた我が子の蔵書を、ふゆばれの日に始末することにした。 20才になったら開けなさいと、転居に際して荷造りさせて屋根裏に…

屋敷の東西にヒガンバナ

ナカジマ、ヒガシデ。残る二カ所の田の畔(あぜ)を直した。畦普請という字ズラをよく見てみると、どうもその田は自分のものじゃない漢字(!)。 一度は畦を直すことができて、うれしかった。その機会に屋敷内の東側のヒガンバナを掘って、田の畦に移植した。こ…

かげひなた

昨年秋も深いある日、アパート(アメニティーおがわだと)、西に投影。切り株から伸びた二番ホ、午前十時半の形に成育。

二川宿を越えて

二川を越えると静岡県。田に藁の塚が点々とある。同じ光景が、前掲書の遠い大陸の奥地の記録写真にあった。田に混在する畑はきゃべつ。ブロッコリーは立派な花を咲かせていた。本陣屋敷の企画展示室で、凧展を見て浜松に向かった日のこと。三連休の中日。

朱い大根

くれのこと、紅白かぶ漬けを今年もごんさんが持ってきたので、大根とかぶのちがいはときいてみた。あぶらなか、かたやわさびかと、即答。移動八百屋に朱い大根がうれのこっていた。これを買い占めて、畑に埋めた。三月には花が咲いて種が採れる(とも限らない…

八日市市の凧

専用の展示場をもつ八日市市の大凧。成人式ほ日に揚げる習わしというので、出かけた。水商売も負けるいで立ちの新成人と記念写真におさまってから、ニ〇畳のタコがみごと琵琶湖を越えてくる風に揚がった。 このサイズに驚かない。凧博物館には一〇〇畳サイズ…

Yの誘惑

徳欽県巨水村(雲南省)チベット族の脱穀木爪、草又鍬、えぶり。櫛状のもの木爪の、竹製の千歯こきと同じだ。「雲南農耕文化の起源」第一書房。 Yの誘惑を初めて自覚したのは、リトルワールドのポリネシアの家に敷いてある珊瑚を拾いにいったときだった。収穫…

くどの内壁

くどの内壁には簡易カマドをそのまま、埋める構造をとるのが簡単。古い壁土でかためるが、底はベタ基礎だからブロックでかこってバラスを敷いた上に立ち上げている。昨年ばらした材料を、また使う。

熊笹でもち米を包んで蒸す

藤沢周平の映画「山桜」に、幅広の笹の葉で蒸したもち米。

S字むき

それがどーしたの?と言われることもある「s字むき」。柑橘系は交雑しやすい性質だから、各地にナントカ柑とよばれるミカンの類がある。 そんな中で、薄皮で妙に張りのある皮がS字むきに適している。

墓10・1/8

紙媒体にもどる。そのためのメモといちづけてきたこのブログもそろそろ終る。文字で記録できなかった写真を、いかに羅列。 松を切っておいたのにわすれてあるので、どそうの墓にでかけた。向かって左から、繁太郎、孝(たか)。窓太、裕次、喜代子、勇である。…

「どん底セール」でどうか

金輪

金輪、かなわといっていいだろう。焚き口の次は金輪だ、たしか瀬戸の窯道具を揃えている金物屋で見かけたようなと思って日を過ごしてきたが、偶然喫茶店で会った土木屋さんとおぼしき人から、譲りうけた。きけば、ビル地下のボイラー室の煉瓦を積んできたと…

茂春サのくど

茂春サにはくどが現存している。タイル張りのいわゆる文化カマド。小窓というか小さな窪みがあって徳用マッチが入っているが、本来は火の神、この辺では秋葉信仰へのお供えが収納されるべきスペース。

それを「寿POP」と名付けた頃

近くのコンビニの書籍コーナーに、けらえいこの選集が一冊あったな。暮れの二十日あたりのことだ。まだあった。おかしなタマゴ・ボディーに手が伸びなかった描き手だったが、改める。 その店に入ると、自立型の迎春パネルがフロアにあった。折り鶴と造花の椿…

川上米

川上米、かわかみまいだと、いっそ名乗ったらよい。近所の讃岐うどん屋に入ったら、ついでに米を売ってる。2.2キロで2000円だという。当店ではうどん粉だけでなくご飯だって、こんなだと言っているのであって、売る気のない値かも。生産者も本意でない…

ヒガンバナ

暮れの仕事にヒガンバナの移植があった。隣家ホ場との境をあぜ道一本分手前に移動する必要があった。わずか四、五〇メートルのことだが、素人には一週間はかかる大土木事業だ。この機会にヒガンバナを掘った。 根は思いのほか浅くて、こちらは写真の通り苦も…