2016-04-01から1ヶ月間の記事一覧

木の船

鎌の柄をすげ替える

北海道の入植者のよんちょうぶだと、草刈りに行ってやって知った。それだけ苅るのに混合油が要るのか、見当がつかなかった。白蝋症はこんなもんではなかろうが、道草して柄の折れた鎌を拾ってきた。旭川・石垣島を二往復したらすっかり調子を崩して、寝込ん…

バナナの次世代

一株10本ほどバナナを掘って次なる「小さな家」を建設中、林立するバナナ林の間あいだに小屋もまた増えていく予定。その度に間引くバナナは50本もあるだろう。半径10メートルくらいの円に沿って移植したら、異相この上ない。マルの中は水を張ってあってバナ…

木の船

テーブルに生えた大根

減量ボーナス

さくねんの長い夏が衰えたころ、ふとアシスタントのひとりに思い付きを言った。大みそかまでに5キロやせたら、ボーナスを出します──ただしボクが10キロやせたらこの話はナシ。この思い付きがとのような大晦日を迎えたかここで報告しないが、写真のように…

犬猫偏向

近所のアクセルはエサをやる猫を、特定していた。きりがないからだが、来るものを拒むのは、簡単でなかったろう。中でもこの仲良し二匹には、通るたびに頬がゆるむ。猫や犬にだからといって偏向したかまい方に与する気持ちになれない。ミミズはどうだ? おケ…

バナナの中心を持ち上げる

大地に着地した証拠に、中心が競り上がってきた。粗悪だが強固な舶来の段ボールのような、大振りの小部屋を連ねたバナナの樹の断面。まだ移動させたいバナナは、五〇本近くある。この程度の起こし方でよいことが分かって安心した。馬力だけでよい、ヒトの! …

バナナ

六角形ではないから正確にはハニカム構造と言えないがバナナの幹の断面にはこれ以上ないような、高い保水能力を秘めたデザインが施されている。我々にとって四軒目となる小屋かけ模合いの予定立地に、林立しているバナナを一〇株ほど掘り起こして植え替えた…

南フランスへ歩いていく靴。

くだんの00163は図録掲載写真によれば、これ。その後ミテクレを構わず「すぐ履ける仕様」に改変したがこうして履き手が定まった際には、フィッティングに応ずる。待たせるに忍びなくつい図録写真とは、似ても非なることになってしまう。

トリッペンにクール

クール、紅露と書いて「クール」。トリッペンの革靴に、二種の伝統的な染色をほどこしている。 柿渋は大垣市(岐阜県)の岡田源衛、クールは石垣島(沖縄県)の徳光修子さん。 クールの染め液を煮出すイモ、クールをもらって自分で染めてみた。カバヤ・チョコレ…

びろーんと

Ursula Lenz

昨年10月末から20日間 堀典子さんと共に石垣島に滞在なさったUrsula Lenzさん。二人が膝付き合わせてベルリンの靴屋・トゥリッペンへ“企画書”を書いて下さっているところを、所在ない私はここぞと背後から写真をものにした。レンツさんの鼻梁が際立つ横顔と…

22穴×17穴/四ミリ純綿生なり、18穴×12穴/四ミリ純綿生なり

全長は2000ミリ、1700ミリ。

00163は23才のK・Sが履いて、南フランスへ行くんだとさ。

四月のヘソ

二枚の宮里藍を見比べていただきたい。一枚は三月末日のもの、これを見て四月になったら──と思ったものだ。で、今日の宮里藍はこう。

ネットのハンモック

帆布張りのハンモックのラインナップはできあがったので、本来のネットだけのシリーズに戻る。この二つのタイプはそれぞれ10種類くらい、合計20タイプ程度を図録に収めることになる。わずか二年のしごとである靴の結びに関する作品三〇〇余点の末尾に、附録…

いつもの二隻が港に到着した、午前七時前。

RKKLINEと船体に大画きした白い上部に群青が印象的な、ツートンコンンテナ船。離島通い舟が着く岸と内堤防のすぐ外側に定駐する液化ガスタンカーは、「桃邦丸」。いつもの貌。横長のタンクをふたつ装着している。LPG と表示がなされている。接岸した先の地下…