Ursula Lenz

昨年10月末から20日
堀典子さんと共に石垣島に滞在なさったUrsula Lenzさん。二人が膝付き合わせてベルリンの靴屋・トゥリッペンへ“企画書”を書いて下さっているところを、所在ない私はここぞと背後から写真をものにした。

レンツさんの鼻梁が際立つ横顔と堀さんの便箋に向けた眼差しが、二人のあいだに流れた長い時間を物語っている。──そんな文面の手紙をもらったら、ドイツ人は困る──と言っているんだと(以下紙)。

いつも撮る側でセルフポートレートするわけじゃなし、気に入った作者近影に欠けることが常。だったが村田忠夫・村田百合子夫妻から、思わぬそれ。

山中湖畔(山梨県)と石垣島に季節によって二重生活者の二人が、配っている手製紙「週刊・やまがらの散歩」。

それを携帯で接写しただけの、私とレンツさんを撮ったもの。画質は劣悪だからモノクロームに変換してやったら、なんだかいい感じになったかも知れない。パソコンで大きくして見たくて、ここに添付。図録の隅に載せられるものに、なってるとよいが──。