2015-12-01から1ヶ月間の記事一覧

12月31日の00304番目に10通りに結んだ。

一つの靴に10通りに結んだから、これまでにこの靴には九種類のほどいた結びが存在している。むかしむかしこんな連中とマンガに血道をあげて以来、これほど夢中になる鉱脈に再び行き逢うとは思わなかった。ゴールをゴールとも思わずテープは切ったがまだ先ま…

フリルの三足

フリルのコンバースは残り三足、ついでに「すぐ履ける仕様」にしておきました。履いてみたい人が「繙く/紐解く」ことが主眼だが、ちょっと後退。

フリルのコンバース

ありがとうございました!! 日航に宿泊している〇〇です。 本当に可愛らしい世界で一足のスニーカー 大切にしつつ、たくさん履きます 甲高ですが、ぴーったりでした また石垣に必ず戻ってきます ──というメール拝見。履きやすく手直しして、明日朝早く発つ…

中入り外出で(ナカイリ・ソトイデ)

製作番号は24+23番目、当面は00301-13とカウントした。このラストツーの左右の端始末を、揃えなかった。奥は最終穴から内に入れて、次穴から出す。これを「中入り・外出で」、手前が「入り外・中出で」と言っておきます。トリッペンは足を靴の中で遊ばせな…

ドルトムント

リタイヤしたあたりの旅行者、トリッペンの靴を見て試着。合うスニーカーが、ピンクとの取り合わせで断念。残念。靴屋は難しいネ。先日の彼女に書いてもらった手紙を見せて、意図了解。耳から聞くだけだから分かりませんが、ベルトラムさん? 来年の夏はベル…

古靴 

24+24は24+18まで来た。残すところ、六作。バリエーションの展開を廃して一つひとつが、独立峰として立つものでありたい。目標点数を先に掲げると、数をたのむことになりがちだ。先も見えているので、トリッペンは小休止した。代わりにMの古靴を三足、結…

00303-2

──とおもったが、思い直した。ヒトの結びの歴史を、逆に辿ってみると考えれば、これもあってよい。二度目の24作中の11番目にカウントして、整理番号は00303-3に相当する。

00303シリーズ、煮詰まる。

過剰な結び──だが迷走を戒める必要がある。火の獲得や紙や、手の延長の第一歩である棍棒や枝。二足歩行で地べたを離れた手が為したことに順番をつけれなら、結びは十指圏内に入るだろう。(指折り数える行為はどれくらい?)。煮詰まる──などと考えないが、こ…

00308

履き古した「MERRELL」。裏はサーフィンをしている波と人物の成形ゴム底になっていて、「波」という漢字が読みとれる。二万円近くしたような気がするが、輸入靴ではなかったとおもう。紐穴は三対しかない。00309以降は、ふただび新たな24通りのトリッペンの…

00306

Mのハイカット(刺繍)

00305

00304まででトリッペンを一区切りしてアルバムに綴った、その結びのバリエーションは24通り。更に24通りの新しい結びを結び直す予定で、trippen 24+24と題したDMを出稿してある。靴は6足しか残っていないので、取り替え引き換え結ぶことになる。その前に一…

父を作り出すファンタジー「ミッシングリング」

進化の過程でアダム・イブとなぞらえられたアフリカ。少年期。

葛籠を背負った遠来の門つけ

那覇にとっくり棉を探して徘徊していると、連写設定になっていたスマホが覚えのない路面をとらえている。 連続柄のレンガ敷きは見栄えがしそうだが、自転車の乗り心地はよくない。舗道は誰のためのものか。 ひと昔前はこうしたレンガの六倍相当の、コンクリ…

神原中学校正門へ続く

とっくりキワタの並木 白ゆり──でなくて姫百合通りに牧志から回り込んで、与儀十字路あたりのバス停にとっくりキワタは満開。先日の新聞報道の後追いのつもりだったが、見つけられなかった。中学校から車が出てきたので目をやると、奥へとっくりキワタの並木…

おもろまち駅から見下ろす始祖

花いつつむつ

旅について、高橋克典順子(詩人)

使い込まれたロープ

おたん婆(ばば)辺りを歩いてくると、初見のロープあり。よく使い込まれたもので、その腰の馴染む様子がしのばれる。 ここの前はいつも歩いた道なのに、気がつかなかった。いつもの光景のようだが、そうしてみるとどこかから運ばれた廃品を洗ったところかもし…

県分館の掲示板

ありがとうございましたと、二方向から言っていた。掲示板はガラス張りで剥落しても、痕跡をこれほど温存している。閉館間際には沖縄県によるものと石垣市の手になるものの、二種類の張り紙があった。その微妙な語調の違いを、定点観測してきた。まだ報告は…

00298―2

五年前を問わず

さくらばと南京櫨

温かいが冬は冬、ナンキンハゼにま桜にも葉が離れようとしていた。

一月密着

人生のパイセンTVの若いディレクター、荻原啓太。

立ち木と支柱

ちょうどよい所に枝はない。──そうは思わないが私に限ってのことで、不慣れな方々がハンモックを吊るには致し方ない。そこで一方のここという枝から測って、ベスト・ポイントに支柱を立ち上げたらどんなによいだろう。他人の所有する山やパブリックな公園に…

お友だちのクマについて

等身大のクマというものナンだが古道具屋から連れて帰る時も、ちょっと辛かった。○○や××に出くわしてでもしたら、と。話し相手を求めて、ではなく程よいボリュームのものをハンモックに載せる為に。それがどうだ!ギャラリーを閉めて灯りを消してしばらくす…

ストーン・サークルと祭壇

司祭はプラスティックスの虫籠の所有者であろう。島の公園にそれもそのはず、砂場はない。周囲はいたるところ、砂場のようなものだから。独り遊びが似合う、背後に信者なぞ背負わなくとも──。どんか祝詞(のりと)であろうか? おねいちゃんのバカ・おねいちゃ…

トックリきわたの苗、36×36×4

ガラス越しだがサンルームといった環境の南面2Fの、喫茶・カフカで発芽を繰り返してきた。さすがに亜熱帯も12月に入って、双葉の緑味が薄れてきた。有刺林(造語)を名乗る日に、私は存命しておるだろうか?

コンビニ本

限られたコンビニのマガジンラックのキャパシティに、ロープワークとか結び方といったタイトルが入る。火災を起こした高層ビルからシーツをつないで脱出するとか、負荷を掛けても絞まらないロープ中間点でループをつくるには──などとどれくらい役に立つか定…