古靴 

24+24は24+18まで来た。残すところ、六作。バリエーションの展開を廃して一つひとつが、独立峰として立つものでありたい。目標点数を先に掲げると、数をたのむことになりがちだ。

先も見えているので、トリッペンは小休止した。代わりにMの古靴を三足、結んでみた。よく履き込まれたコンバース。ゴムは弾力をなくしているが、ズックのテクスチャーは健在。古くなった方が、素足は喜ぶだろう。

Mは素足で履かなかったな。すべての交差位置に「一重継ぎ」をしつらえたものは、トリッペンのための思いつき。いずれまとまってトリッペンへの結びをご覧いただければ、着想の根拠をお分かりいただけるだろう。