スフインクスがかけた謎のように人の一生のうちで、その始まりと終盤はよく似ている。 寝返りを覚えるまでは赤ちゃんもまた、寝たきりだものね。この現状を、後ろ向きに言いつのる者はいない。這えば立て、立てば歩め。 しかしどちらも今日の身を、横たえる…

データは失われたが、粗いプリントが一枚のこっている。こんな添え書きがある。 渥美半島のおもて浜を歩きまわって、打ち上げられたビーチ・サンダルの片われを45コ、拾いました。 適当に、でもいい感じに組合わせて店開きしました。 浜に左右そろえて脱いで…

電柱にも細い太いがあるが、中村康信の山のヒノキも同じ。植樹の時期に差がありのかないのか、切り株になれは分かる。 「人生の残り時間で南の島に小さなちいさな家を建てよう」の、門出は桧の間伐材を倒すことから始めることにした。 倒して道まで下ろして…

- スニーカー、ありがとうございます。 ここまで配色の希望をかなえて頂けるとは…… きっとクレージーなカラーリングにされちゃうと 覚悟してましたが、安心しました。 ほどよい「盛り」で、これなら 普通の主婦にも安心してはけました(^_^)〓しかし履くには…

シード線のトックリ棉は三本ほどで、並木と言うほどでなかった。飛行場に向かう足で遠回りしてみたが、花はやはりなかった。 市役所前は中ほどの花木のお隣が、二つ三つ咲いていた。 隣り合わせた枝の花々が、開花を誘っているようだった。

トラックの荷絞め器を、壁に取り付けている。巻き取りは鋼のワイヤーで、径は5〜6ミリ。いくつか島に持ってきたが、古道具屋で入手。 ちゃんとしたものは、安くない。そろそろワイヤーを更新したいが、交換した経験がない。いつか慣れた業者にお目にかかって…

149とは区切れない……聞こえたのかＮが履いてきたハイカットを150番目に結んだ。Ｎの履きなれたスニーカー・ハイカットは、例外的に左右同一。

窓口の男性がじゅうしご年いるが、はじめて咲いたと。シード線の外縁水路側に、トックリキワタの並木があった。車窓から、花はみつけられなかった。島を離れる前に、車で用足しに回ってのこと。例の市役所前の一列に花を少しつけた三本目のトックリキワタが…

ナナサンマルがもっとも往来の顕著な辻だという認識は少しズレてるかもしれないが、イシバもジュンコもモルモン教の青年もエホバのご婦人連も、決まってココに立って「お訴え」になる。角のひとつは空き地で彼らに踏まれた白詰草が、緑の絨毯の拡張に余念が…

彼女の足サイズは、左右で寸法が大きく違う。結びあう「ベスト・ハーフ」を、いかに見いだすか。ゆっくり方法を考えよう。

柿渋は岡田源衛(大垣)、赤土染めは藤永法子(小笠原父島)。ひとえ継ぎに、ふたえ八の字結び。ともにあと二巻き蝶結び（造語） × ×片側を柿渋で染めたものだが、もうトップのゴムあてを染まらないようマスキングすることはありません……と伝えておいた。 無理を…

まだまだ区切りがついてない。立ち止まるのが難しくなってきた。いったん島を出て年内に島に戻って、2014年を冠した靴を150足にする予定は島に留まったまま遂げられはした。着物を仕立てた余り布でともの紐をバイヤスにくるんで、和服初心者の足にスニーカー…

かねて、こんなのもあるだろう……そう思っていたものが、かたちになった。寝返りを覚える前の乳児に、こんなハンモックがよいだろう。 彼らの背中に手を差し入れてみると、汗でじっとりしている。寝たきりだものね、連中も。 三点で吊ると落ちまい……従来の考…

今日のカメサンスイのはじまると、今日のバナナの報告が滞る日々。 最低気温「15度を切る、島冷え込む」の見出しが地元紙に現れた。島民はバナナ並みに、この気温をそう体感している。バナナが熟す日は近くない。

- 昨日えっちらおっちら、名護に帰り着きました。今日は試しに、物干しフックと鴨居の間に張ってみました！ 畳の上10cm位の位置にお尻が有るので、落ちても痛くなさそうです。でも、窓が閉められないので、いろいろ試してみまーす！Fg.の音を単独で聞いたこ…

これは「イシガキ・イシガメ」、ほかに石垣にはハコガメのなかの「セマル・ハコガメ」がいるわね。 セマルは背丸、甲羅が丸く盛り上がってる、ハコガメは甲羅の中に手足などがちゃんとは収まらない仲間のことらしい。近いうちに仲間がふえます。正月に郷に帰…

ナンバーにすると00134から00139までに相当する。ハニーズという聞いたふうなティーンの衣料品店が島にあって、ミッキー柄のスニーカーがならんでいた。23センチ24センチのかわいいサイズで、六足買って左右を組み替えるとこうなる。 困ったことに、まだやり…

皆さんの指が示しているほうこうに、ナンシーのスニーカー。脱ぎ履きのたびに紐をほどかないので、丸い三よりロープに替えてほとけないよう固く二巻きした蝶結びしてやった。アップの写真は、図録に載せます。二巻きの蝶結びについても、図解しておく。

ラテンアメリカ棄民が持ち帰ったことに由来するトックリ・キワタは、したがってこの琉球孤に自生したものはない。と考えて人気ない山林をさがしてはないが、宮良の橋のたもとには階下から花がのぞいている。ほかには、東洋テープの先の通りの裏の、裁判所あ…

地上よりあくまて慎ましやかに立ち上がり、その後野放図にビヤ樽化したおおらかさは愛でる者の頬を緩ませる。久茂地の駅を降りて中空階段を公園通りに降りて、我々はオキナワに根付いた彼らのパイオニアに出会う。 私には2011年のことだった。このカポック棉…

このふたつの看板を掲げて既得権益を放さない連中の塀越しに、それは佇んでいます。

桟橋通りを遡上する、産業道路に行き合う角の小学校。三階校舎の屋根に届く徳利棉が、島最大のトックリ・キワタ。 この統一見解にワタシは、来島以来の異議を持っておる。ブログ、次頁をご覧いただきたい。