2012-01-01から1年間の記事一覧

年末に

文末に「路上寝込み」の解説。 年末にみる決まりもの記事。

ハンモックde〓〓エステ

シャウエン何とかは、モロッコのとある町か村のことなんだとビラ持参の彼女は言った。 遠景に離島桟橋の眺望。バンナからの麓部に海を見下ろして立つ集成材の軸組で建つ大柄な二階家に、美容室を開いたがまだ夜バイトが必要だと。 そのテラスにハンモックが…

芭蕉のハンモック

修子さんが綯ってくれたクバの三つヨリの太縄をとりつける芭蕉で編んだハンモック、見せてから帰りたかったがここまで。白保の工房の大きなガジュマルに吊って寝てもらいたかったか、年明けにする。 その石垣島白保のやちむん館工房でのハンモック教室は、来…

蝦蟇口乃綱細工

がま口の肩紐をロープの切れ端で、しつらえてみた。トゥルーラバーズ・ノットを施して、革製のかま口にロゴタイプの繍(ぬいとり)を貼った。 刺繍は春日井(愛知県)の業者、東野町の屋号も「刺繍屋」。通り沿いのマンションの一階、夫婦と娘の家内工業。刺繍ミ…

南の島の冬休み

朝から公園に子どもの姿。 核廃絶のモニュメントにブルーシート、訝しくおもっていたがセレモニーを前に整備中だと分かる。 背面が登りやすい翼のオブジェになっている碑に、登頂者多数。そこに山が有るからだと。 午後崩れる。明日式典に出掛けるが、雨はど…

春がおみやげ

枝打ちした小枝 緋縮緬の花芽 「春がおみやげ」桜伐る馬鹿 梅伐らぬ馬鹿 の、陽の目を見ない小枝を三〇〇本用立てに 暮れに島を離れることにした。 緋縮緬のごく小さい針坊主のようなものは、花芽に見立てたもの。 事実その小枝のポイントには拡げる準備をま…

クバの縄

森の中の工房を訪ねると彼女がカメラの前で、円座を巻き付けているところだった。 ふと口にしただけだがハンモックのぐるりに渡す太縄を、クバで綯ってくださっていた。荒縄ほど太く三つヨリで……、注文ではなく手綯いの三つヨリの構造を説明したにすぎないつ…

ヤニ

ガジュマル、瑞々しいそのヤニ。

冬のドングリ

稲作はアンナン(現ベトナム)からだと考えています。 四ヶ字、登野城のクバント御巌やイヤナス御巌の言い伝えを重視。 (・o・)ノ……なんて一家言あるサンタ真理さん(あるいはごんぎつね)にマーニの新芽をもらったのだが、帽子を作る試行の暇はなかった。 そ…

蔵という字があてられている。役人の詰所ではあったが、施設はストックヤードであろう。 観光客が肩を接して行き交うほどでないこの辺りを、島に来て間もない自分は案内表示を見てそう思っていた。 しかし支配者である略奪者の手先のオフィスが、そうした品…

ガジュマルの枝

石垣博物館の隣のガジュマル、台風で傷んだ枝を落としている。12月も24日のことだ。小さな枝を三本失敬。 瑞々しい葉を付けている。ベジタリアンというものが、分からない。 植物が動物とどんな生きている印象の差違を、彼らに与えているのか。 猫ほど載れそ…

平安名純代ロサンゼルス発

烏帽子をつけて魚を捌く。 取材中の同僚、ロサンゼルスタイムスの記者べティ・ハーロックに取材している視点がいい。

ハンモックの模型のあるところ

手元に置きたくてもう一つ、作ってみた。ずいぶん手際よくはこぶようになったが、日に一つ。いろいろ用事を済ませながらだが。 しまの二本のお土産アーケイド街の市場対面のみやげ「いろいろ」の脇にある路地に、軒下にタタミ四枚を縦に並べたスペースが「輪…

引出し口

紙紐を使っている。ロープ屋は出来上がったロープを、まだ撚る前の糸の束の端で縛ったりする。 そのロープで編んだハンモックだから、ロープの切れ端で縛るというのも気がひけて紙紐を使っている。 ヨリがかかったものなら紙紐であっても、巻き取り紐のタマ…

ガマ口

その一つにガマ口があって、肩紐がトゥルーラバーズノットになっている。はず。 どんな具合か、これから考える。が、タグはすでに出来ててガマ口に繍いとりをたのんである。 ワッペンは帆布張りのハンモック用。すでに張り棒の取りついたものは、思案中。 刺…

ポップというもの

彼女にとっても物販の店番のオバアは目の代わり、退屈しないで座っていられるようにという位置付けと拝察した。 が、ときに売れたら退屈しないでするだろうとコモノを仕立てて、ポップを描いてみた。慣れないことで、夕べは遅くまで手こずった。 何枚か書き…

網目をデフォルメする

実物は三ミリのネットだから小人用なら一ミリでも太すぎるが、小さなものはスケールのどこかがデフォルメされていると愛らしい。 ハンモックの場合は、このネットを比から言えば不釣り合いな二ミリを使って編んだ。 ためしに一ミリでも作ってみたが、可愛い…

近頃梯子は

三次元空間を占領するハンモック、他の企画ギャラリーとして機能させるには工夫がいる。 脚立はいっそ工事現場のパイプ製がよい。生コンやペンキで汚れて錆びたものがご所望であるが、間に合わず、大小を一先ず。 相変わらずの注文の多さ、ひと頃よいイヤマ…

日本学術振興会特別研究員PDって何ですか?

手話ひとり芝居「クリスマスキャロル」

古聞ふるぶんの追加であるが、2004年12月25日のこと。 ディケンズの小説をひとり芝居で、手話で演じたていうもの。

鳥と赤蕪セーラー服

当家の器

荷を確かめる最後は、当家の器。 塗りものにしろ膳にしろ一〇〇客を捨てに捨て燃やしに燃やして、これだけ一便の隅に入れて運んでみた。もくろみはあるが、果たして……。 腰の張った奥の一〇客は汁碗、手前は飯椀は七客。かわいらしい湯呑みが一一客。 いずれ…

垂直体勢

飛脚に請求したのは日常食器15点、六掛けで合計29940円にすぎなかった。 それでも受付のおねーさんは、充分扱いかねていた。 やるだけのことはあったわけ。現品を自前えの破損伝票にそえて置いてきたが、写真のものは持参しなかった。 貝や珊瑚とディスプレ…

イタバネの鉈

島へ見本の鉈を持参したのて、さっそく鍛冶屋に見せに行った。とうぜん片刃で左右二つの種類をお願いするつもりだった。島では両刃だという。片刃のものは二三本、作ったことあるかなと六〇を過ぎた島の鍛冶屋は言うのだ。仕方ない。右利きも左もない。刃渡…

29個口船便

曲げわっぱは秋田から直送されてきたが、別に自分で送り出して自分で荷受けした。 別料金も必要だったが額面200万円と書いたからには、荷をほどいて確かめねばならない。 思ったより割れてないが、まあ10個ていど。 扱ってきたのは生活雑器だから、破損弁済…

浅鉢というもの

径は15センチあるが、口台は4・5センチしかない。 4センチしか立ち上がっていないので、皿か鉢かとこ訊かれるともある。 底から少し上ったとこに指を当てると、コトコト収まりが悪い。 正確に言えば芯より2・25センチ以上縁に向かったゾーンのことだか、箸…

卓上ハンモック設営模型

クリスマスも近くなって、ミニチュアの展示セットができた。 もう一つ作ったのだが、肝心のハンモックが出来てない。どれも人が載れる大きさのものと、同じだけ時間がかかる。

建て前

たてまえは本音とセットで使われた、「新しい時代」に登場した哲学とは呼ばない哲学のキーワード。 言うまでなく建て前は棟上げ式からからきているが、建て前の何がホンネと対語になるのか?骨組みと雨露をしのぐ屋根はあるが、まだ壁も床もない……。 それで…

竹仕事を生業にする岩手の或る村を年の瀬も押しつまって訪ねるついでに、曲げわっぱの佐々木悌治氏の仕事場に寄る。四たびの大館、のつもりだったので驚くにあたらないが、氏より届いたものはうれしい当ての外れ。

二段重ね大中小各10組の注文だったが、届いたのは中小各18組、大17組だった。佐々木さんはほぼ倍の数を仕上げて下さった。ソラマメのようにくびれた楕円をお願いしたのは、軽い気持ちだったがそれが歩留まりの悪い注文だと後から知った。 作業場の大きな段ボ…