2015-03-01から1ヶ月間の記事一覧
きっと15分くらい、ブランコ遊びするだけだろ。立派なカラビナを付けたね、この合わせ目を見てごらん。やけに精巧な切り口じゃないか。角を丸くあたってやったら、艶消しだね。ここがロープに悪いんだよ、何故かって? ハンモックに訊いてみろよ。私が使って…
張り棒をくぐると集約する一点から、逆に一目編んで編みおわることになる。このときそれぞれの結び目に到達する距離がしだいに短くなるので、前述一目の長さを変えている。19穴の大きなサイズなら、二段階くらいにしている。
これはコンドイ浜に、漂着した流木だったろうか? はじめて南の島々を訪れて、あちこちの浜を歩いた。その時は道連れがいた。それから今年で八年目になるが、そのときの道連れをまだ待っていることになる。一人でいられるにも、限度があるだろう。製作にも波…
卒業式が三日後に迫った土曜の午後、天気予報は芳しくなかった。雨が落ちてくればガジユマルの樹下に吊ってみる試乗は、繰り延べねばならない。思いっきりタイトだわね。暗くなるまで空はもって、TVリハーサルを意識した試乗は無事すませた。遠景にやよい…
全長一メートルほどの小舟の模型、漁師の器用な口の手慰み。舟大工も手を初めたのは、ここからに違いない。できばえも色々でこれなら五万円くらい出してもと、ひとつ手にした。帆の縫製と張り糸の端始末を、やり直してやりたいという作者には不純な動機と言…
ハンモックのどこかに、意図をもった結びを忍ばせることはできないか? 常々考えてきたことだが、それが作者名や作品番号にすぎなくては不粋。いよいよ、必然性のある結びに行き着いた。藁算と呼ぶには些末だが、欠かせないものになっていてうれしい。 写真…
卒業生が三桁に及ぶ島の小学校もあるのだが、その子はその小学校の今年の唯一の卒業生。去年は三人だったが、来年もまた一人になるだろうと彼女は言う。この話が、次にも繋がるように願っている。その話とは……。去年の卒業生たちは何かスローガンというかメ…
全幅1600のダブル・ハンモックが、ギャラリーの天井に張り付くように吊ってある。張り棒は二つ割りにして、両端三角部分(※)を解かずに取り外せて洗える仕組みの一号試作。クラシックな帆船が使っていた動滑車をかませてあって、何かの取材に来た記者を何人か…
スニーカーの紐の中央にはこのトゥルーハラバーズノットを施すのを原則にしてきたが、そこで接ぐ紐の径が異なるときは細い方を二巻きして結ぶと何やら暗示的だ。相思であれ互いの心模様に、一重二重の差があるのが普通だ。これを片二重のトゥルーハラバーズ…
ドイツ式、イギリス式などと言ってきたが、二輪を挟んだ犂は初見。
仕事の手始めはこの38年間変わらずしてきた、三ミリロープの玉に先ず十字に紐をかけること。十字でも八がけでも、写真のように六がけでもよい。 写真が六がけになったのは、その紐を余さずまた切らず使ったからだ。そののち、四方の〆縄をほどく。 この一…
農奴のごとき使用人のててなし子と、主の息子。同じ日に生まれた二人を描く、邦題は1900年。 二枚組DVDの上巻では、前者の父はまだ明らかでない。納屋の二階にあるこれは麦藁を、ハザ懸けして何か細工をするときの道具であろうか?自然な木の枝のカーブに、…
動態保存されている近代農業の利器が、この国にどれだけあるだろうか?イタリアの靴の付け根の丘陵に広がる麦の収穫作業に、稼動する自走式の蒸気機関。ロコモーション号から、どれくらい時間差があるのか。映画は第一次大戦から復員しると、様変わりした農…
早いの接頭語のついた稲の門出となる早苗という語には、青田に吹きわたる五月の風を思い出させる。平篭を天秤で揺らして、畔をゆく。 葉先を振って苗の束を、その足りない辺りに投げる。家族は一〇人いて草の上の昼食は、うちは人参の混ぜご飯が多かった。つ…
ギャラリーパナリが自立するのに、店番の日当くらいでるよう。 まずモヤイ結び、トゥルーラバーズノットのつぎがこれ。夏までに、商品アイテム100くらいにします。
ハンモックを島のビレッジバンガートでは、1200円くらいの値をつけている輸入雑貨。島内の賃金からコストをわりだしたら、どうみても2500円にはなる。黄色い子守唄と題したバナナを寝せるハンモックを、今年は出すことになるだろう。島にその編み手を、たく…
鶴舞から北へ中央分離帯に、名古屋港の園地に、テイゴが昔からあった。新しい枝が毎年剪定されて、青桐の瘤のような樹勢が特徴的なシルエット。石垣に居を移して、見慣れた花になった。前途が危ぶまれたが、今年はもう回復したと言ってよい。烏が、若い蕾を…
蛇腹折りと90度向きをかえて、折りまとめてあった。そりゃあこの方が、蛇腹に、干渉しないからシワもできない。継ぎとは言えない、だげでなく。ちょっと違うナ。今朝の遊びはここまで。
作業台をひとまず片付け、布地をひろげた。三巾は三尺、天とは何だろう? 両耳だと言う必要はないだろう、分からない。 一反の目安は100メートルで、機から外すということだろう。 未晒しの綿布、巻かずに屏風折りにしてある。さらに観音開きに畳んで、縛り…
今週のでなく今日の……だったバナナ、成長を足踏みさせて年を越えた。一週間に一度どころか、このまま立ち枯れるやもと思わせた。三月になればさすがに房の一本いっぽんが、中から充実してきた様が外からでも素人目にもうかがわれる。「黄色い子守唄」につい…
輪投げの輪のようなO形に、ロープの短い欠片の両端をつないだ。 三つ作ってさて輪投げの試運転をしてみようと、腰をあげた。長めのコップを、伏せたがよかろうと思ったのである。 成果物を目をやると、ゼロが三つとも無限大に変わっている。無限大の三倍な…
片蝶結びというかどうかしらないが、初めの結びを二巻きする外科結びで両端を結んだ。先に示したように片側の余分を前掲写真で遊ばないようにひと結びしたのだが、もう片方は蝶の羽根の作るほど余裕がないので、こうして片羽根の蝶結びにしたわけだ。
枝分かれしたロープエンドは手間取るが、長い紐先ひとつを落ちつかせるなら。黄色っぽい方の先を、ほどくプロセス写真がこれ。 いちばんシンプルなひと結びを、折り返した緒で結んだもの。平生の町歩きなら、これでよい。 脱ぎ履きに解いてもこの紐先は結ん…
交差させるよう利き腕で紐端をつまんだら、内から外に振り出す。 ※上にくる。