タイプ・KAWO

ハンモックのどこかに、意図をもった結びを忍ばせることはできないか?
常々考えてきたことだが、それが作者名や作品番号にすぎなくては不粋。

いよいよ、必然性のある結びに行き着いた。藁算と呼ぶには些末だが、欠かせないものになっていてうれしい。
写真の吊り輪に絞られる一点から放射状に伸びる先には、独立した端始末がなされている。

これらの繋ぎ順を、結びは示している。この着眼で長々と試作を繰り返した「張り棒脱着式」のハンモックが出来上がったことになる。タイプ・KAWOの名は、以下紙。