2017-01-01から1ヶ月間の記事一覧

徳之島離岸風景

船中およそ24時間のあいだに、一度しか食事をしなかった。バカ食いの某に稀だったのは、揺れて吐きそうだったから。ときどきデッキで、別れの様を眺めた。途中から乗り合わせた自衛隊一行と、地元受け入れ関係者との様子は写真の通りだ。隊員に二人の女性隊…

石垣島の12ヶ所

平野北方津口 伊原間太平洋側 伊原間港付近 米原海岸 川平古港 底地ビーチの魚垣 屋良部沖 名蔵シタダル浜 大浜の魚垣 白保の魚垣 宮良沖 石垣港──以上の12ヶ所が、図録に挙げられている。昨年、那覇おもろの博物館で開かれた「水中遺産」の企画を資料。鹿児…

太平洋ぶらんコレクョン

2012年は那覇に部屋を借りて、ハンモック教室を開いていた。 馴染みになった立呑屋に、ブランコを吊ってやった。 これが、太平洋ぶらんコレクョンの始まりだ!! などと言って、それきりになった。五年ぶりにこの思いつきが再スタートする、かも。

恋の結び指南

「愛になぞらえた7つの結びの教室」軽る〜く、ロープワークの講座をこんな名前で再開する。結びが失なわれた現代の暮らしに、少しでも身近かに感じていただく工夫があやとりであったり、男女間の色恋を連想させるこの結び方の命名に込められている。 やがて…

東シナ海をのぞむハンモック&ひるね教室

T front・4U・4UZ・T&W

ハンモックのほか「結び」をテーマにしたものをいくつか展開したが第一は褌で、「 T front 」という織りネームを用意して取り組んできた。試作試着を重ねて、図のような構成にたどり着いた。モノであるよりコトに類するもので、フンドシに相場のヒモは付いて…

石垣にも戦争を記録した展示施設が、一つある。

そこは具志堅用高のメモリアル施設の向かい側で、どちらも賑わっていると言いがたい。「ウチナアーンチュが見た満州」企画展で、古色蒼然の満州国旗を初めて見た。具志堅にも二度は詣でた、こちらは企画展のたびに覗いている。あか、あお、しら、くろ。地は…

南の島のバス・タイム

春から夏に育ったレモングラスより少し丈が低いが、大差ないレモングラスが夏に刈り取った後に育った。株立ちした二番葉を再び刈り取って、株を起こした。株はほぐして分けて、畑の位置を異動した。株は百倍くらいに増えて、春を待っている。藁マットになる…

T front / 褌 は、Z・4U・T・T&W の4タイプ

このまえ、ネ。この場合は普通。

このまえ、ネってのどーだろう。漫画の冒頭に、です。お昼の置かずに助手がフライを揚げてた。弁当持参だがちょっとしたおかずは、ギャラリーの厨房でNが作ります。再三言ってますが、代わりにご飯は毎回炊き込みで私が持っていきます。さて皿の挙げものは…

グリグリのぐにゅー

パチン、ガチャリ──が西洋の擬音、島国ニッポンのそれは「グリグリのぐにゅー」。音はしませんね、擬態語という名称もあった。結びをテーマにしたギャラリー「パナリ」も、そろそろ肝に差し掛かった。佐々木悌治さんにこの二段重ねワッパを作ってもらってか…

かのう結びとトゥルーラバーズ・ノット

靴のサイズを物指しで測って知っているわけでない、履く靴のサイズ表記から経験的に知っているという人が多いのではないか。そうしてAというメーカーのスニーカーでは245だが、Bというブランドは小さめの寸法表示だから250が、私にはジャストフィットだ──な…

補給船ペア

旭丸と第三旭丸だった。接岸スペースがないから、横に並んで泊まっている二船の位置が時には入れ替わるのか? また確かめに来よう、ちょっと呆れた。呆れついでだかこの二人(擬人化)が油の補給船というのも、私の勝手な思い込みに過ぎません。兄弟というより…

大隆丸

クルーズ船を出迎え接岸・離岸を介添えする専用タグ・ボートが石垣港に常駐するようになって久しいが、離島桟橋の先の定位置にいると501から赤い放水銃が見える。近視のまま老眼になった目だが、なんだか違うような気がしてた。確かめにいくと果してタグボー…

走る犬のあやとり

一時間半くらいで出来たかな?と、助手・Nは言った。北米の少数民族に伝わる──動くあやとり「耳の大きな犬」。まだ耳がなかなか大きくできないけど、ほらこんなふうにすべるように動くあやとりなんてスゴイ!!あと一つ、南太平洋に伝わるあやとり「枝サン…

印鑑証明実印を二人にもらうというハードル

そんな下心はなかった──、いまにして思えばここが重要。八百屋に喫水のバラツキなし。ひところ毎日通った呑み屋「やおや」。島に来て、顔見知りもいなかったせいもある。以下紙に標題のことつづく。

達磨おとしのごとし

年が改まって弁当箱を、半分だけ新ためることにした。ソラマメ型の外輪に無理があって、深い下段の口が開くのだ。それがまた底との、接合部を危うくしてすき間に飯粒がはまって具合い芳しからず。こんな形を要求した本人であるわけだが、見切り時を決断。次…

旗色をあきらかに

芝生こそないが麗らかな陽の注ぐ、兵士の墓が連想される。どこで見たのか? 映画や写真から、既視感が催されただけか。ブンケツした稲株のように、電柱サイズのバナナの樹が密集して林立した様は、素人バナナ農家の私でもそのままにしておけなかった。ヒザに…

かかとを踏むなら

かかとを踏むならそれを前提に作る、低きに流れる消費動向──クロックスが作ったズックはスリッパみたいなヤツ同様、かかと踏んで下さい──といった仕様になっている。あの軽い底は磨滅耐性に劣って、穴が開いたら地球が見える。内底に敷物はなく、素足には気…

定点観測

もう一度正月が来れば10年になる、わたしの石垣島。わずかの間に遂げた変貌を、予測した定点観測点が二つある。いずれささやかな発行物の、冒頭を飾るはずだ。旧県立図書の石垣島分館、埋め立てられた漁港舟だまり。木造電柱が立っている意味をなくしたよ…

バックル

こういう意図にブログは似合いだ。捨てきれず島に運んだものを、一つづつ捨てる。──急いで別れを言わないで──、おととい観た映画の字幕。アメリカにも遍路のような長大な、名物トレッキングルートがあるようで。ポイントポイントで、荷物を受け取りながら進…

とうがんサソリ

筒織りのTシャツをグルグルつなげて輪切りしてつぎ目のない紐を作る──、これはハンモックの手編み素材の昨年の新機軸である。スムースはよく伸びるので、赤ちゃんハンモックにしたらどうだろう?と思ったまでだ。完成の域に達している。まだ先だが今年中に…