とうがんサソリ

筒織りのTシャツをグルグルつなげて輪切りしてつぎ目のない紐を作る──、これはハンモックの手編み素材の昨年の新機軸である。スムースはよく伸びるので、赤ちゃんハンモックにしたらどうだろう?と思ったまでだ。完成の域に達している。

まだ先だが今年中には、お目にかけられるだろう。もう一回り小さくしたら、いかにも土産!といったモノになった。ソフトビニールの赤ちゃん人形を載せるのもゲイがないから、冬瓜をのせてやろう。

ほどよくウェートがのって、ディスプレーはいい感じに沈むんじゃないかな? と、思った。失敗。それでなくとも堕ちる!がセールスポイント(いずれキチンとお話しします)の私のハンモックの特性に、手も足も出ぬトウガンは安眠できないのだった。

まずは二つ用意した冬瓜だったが、一つは大量カレーの具に沈んだ。今一つが、このように年を越したのだった。年末年始にバナナ150本を加勢を頼んで株分けしたのだが、サソリがいたことは言わなかった。