2009-05-01から1ヶ月間の記事一覧

アイスホットアイス

マユンガナシGod who brings good harvest他界から訪れ、豊饒をもたらす年神のこと。収穫の終わった祭りの日の夜中に、戌年の若者が蓑笠姿で年神に変身して農家を訪問します。 家の主人は正装で迎え入れ、酒やごちそうでもてなします…

二人の歌壇・加筆

木村恵子の紙面にはない二つ目の歌を評する選者。よくあることか。 - sent from WILLCOM 03

「二人の歌壇」

瓶ん玉

シャツは長袖の砂川勝喜(48)さんに、割り箸の袋の隅で鶴を折って土産にもらった。二月個展もおわりに近い28日のことだった。再び彼に会うことも、この度の島の目的のひとつだ。氏の素姓をご紹介するには本人の了解が必要だが、彼の話をきいて、工業用ミ…

島に着いた夜は

婦人公論が大判になってずいぶん経つようだが、背表紙もないのね。購読者を若干一人しか知らないが、自分で初めて買ってみたのは新聞の書籍広告をみたからで、それは「初公開・作家大庭みな子が夫と交わした953通のラブレター」ってどんなものかと。 聞き…

「えこがやってくる」

タタミ4枚半の貸し農園を10区画ほど用意した。耕作者はまだわずかで、募集をいそいでいない。四畳半にかわいい畝が三四本できている。相続問題で土地売却を相談して旧交をあたためた中学で同級だった照久くんが、一区画。この不動産屋は仕事帰りに、ネク…

削り遊び

市内一等地はいつからか空き地で全日のプロレスの興行に使われたりしていたが、最近レクサスのショウルームができた。俺がやくざならこんな事務所にするな……と思わせる、サイコーに下品な店構えで笑わせる。 それは並走する新旧ルート19に直角に市内最大商…

グミの実

ナワシログミであるかどうか分からないが、屋敷のグミの木に一つだけ実が付いているのを知らなかった。斑点のある種類とはちがうようで、艶やかな大人の人差し指の爪くらい。グミとしては大きくふっくらしている。 ここの実を食べた記憶がない。敷地内の他所…

五〇円になったビデオ

ゲオは私の生まれた地方都市で生まれたようだ、多店舗展開を統括するヘッドオフイスは近所の、DIYショップが撤退した建物を改装したものだ。三河商人だか尾張屋だかしらないが、倹しいセンスはレンタルビデオが薄いDVDに入れ代わってすいた棚をそのま…

石垣日程=5/28から6/4まで。 6/29から7/13まで

一年前の桑の実の果実酒、たしか四本だったが一本残った。今年は配って迷惑がられるのはよそう。スムージーかなんかを研究しよう。飛行機運んだものに、廃業した喫茶店でもらったミキサー、いずれ一車、商売道具を詰めて行くつもりだが、ほかに姫鏡台、など…

石垣に遅れること二ヶ月桑の実熟す

一抱えでコップ2杯

カラシナはナタネ同様小さなタネで、これを収穫するなど途方もないと初めてなら思うかもしれないがやってみるとそれほどでない。 コップ2杯あつめれば2合だから、ちょっとした宴会でも足りる。手作りマスタードいついて、以下は栞に。

台湾先住民の村の先進照明

以下は先日、知人に送ったメール。ここに残しておく。今日17日の朝日8面、土地も収入も共有というタイヤル族の村に発光ダイオードの街路灯ができた。という記事が、とても気になったのだった。 なぜだかわからない。街路灯のカバーは木彫り。電気が通じた…

「カラシナ」黄色い川プロジェクト・2

プロジェクトの意図について別項に栞を設けるが、着想のもとになった光景を申し上げよう。それはまだ見たことはない、いや遠いむかし当たり前に現出したものだったかもしれない。 都市を焼失させる空襲、または例えば報道規制をうけた当時の三河大地震。焼け…

「黄色い川」1

今年で三年目になる取り組みがある。名古屋TV塔のある公園で開かれたアースデーに久しぶりに出展した機会に、この企画を「黄色い川プロジェクト」と仮称してみた。木曾三川に自生するカラシナを採取して、粗びきマスタードを作るものだ。 意図を話してから…

ツンマーセ

集落を貫通する国・県・市道沿いで、集落の境界部にあたる場所には、シンボルツリーともなるツンマーセを創出し、既にツンマーセがある場合にはそれを保存・継承する。集落地区の建築物に類する方針に、上のような一項を挙げている。市の都市建設課が平成1…

みほへ「散歩」つづきのつづきのつづきのつづき

オリーブの葉のうらでくももねています。まだ若いオリーブの葉と、かろやかなおさない蜘蛛(これがクモって字です、このクモのイメージとちょっとちがう)。 くろいカーテンのようなのは きのうまでいねの苗床(?、説明はもうめんどくさい)に かぶせてあったか…

みほへ「散歩」つづきのつづきのつづき

さんねんまえにうえたくわの木はみはまだつけず ぐんぐんそだっています。 どくだみの花は いまおきたところです。 いちまいづつ ぺろーとひらきます。 ぼくはどくだみのはなが きらいじゃありません。それからきょねんうえたばっかりのくわの木は あかいみ…

みほへ「散歩」つづきのつづき

まえのしゃしんはいえからそとへ でていく道だった。 それからこの3まいは ねぎぼうず いちご へびいちご ……です。 どれもつぎのとしにそれぞれの あかちゃんがうまれるためのものです。 ねぎぼうず、おもしろいなまえ。 みほはしっていますか?はるのまだ…

みほへ「早起きして家のまわりを散歩しました」つづき

このしゃしんはなんだったかな? そのつぎはたんぽぽ。 たんぽぽもまだおはようまえ。 つぼみのようだが、きもうはもうさいてた。 たいようがのぼってくると、また ひらく。

みほへ「早起きして家のまわりを散歩しました」

もんしろちょうは、まだねています。 やすんでいるのは、くちなしの葉です。 まだみどりいろの花のつぼみがみえます。ずらりとならんだみどりいろのおびは、いねの苗です。 いねはお米になります。苗はその あかちゃんです。 おもちもできます。みほもたべた…

「おいしいお茶の入れ方」朝日09・5/10(日)

夏も近づく八十八夜、旧正月から数えてそろそろか。焼きもの屋をしまって三四年になる。自慢の土瓶が三桁、倉庫に眠っている。そのせいばかりでないが、最近きゅうすでお茶を入れる機会がすくない。 75度に冷ますと「テアニン」という旨味成分が、お茶を甘…

読売、20世紀の記録

「テニスがうまくなるのが一等出世の早や道よ」という文ちゃんに、僕も稽古しようと答える弟。1924年7月1日の紙面(読売)、田辺勝・画。 まだ大正のことだ。なんだかんだ言っても読売の歴史的蓄積は、意義深い。過ぎた日づけの新聞を、喧しいカラオケ飲…

「物見台・2」石垣島の盛山という村

資料にあたってみれば、次のようなこと。昭和29年に16世帯37人の盛山は、少なくとも同42年までは14世帯30人が暮らしていたことが新聞資料でわかる。再録したのは石垣市史「新聞集成・1」。 その字名(あざな)からは、津波から逃れた人々が移転先…

島で再開の前に「苗田準備」

島で桑の実の落ちるを見てのち続きはおいて、今日のメモ。湯に浸けたモミがチロリと白い舌を出したので、苗田を作った。苗田準備といっても今ではナワシロをしつらえるわけはなく、30×60センチの浅い縁取りのあるパレットに種蒔きをする。深さはほんの2…