2009-02-01から1ヶ月間の記事一覧

「花は誰を迎える・2」

表題にたどりつけなかった。 遠出して戻るときは、ひとしお遮断機の許の花に目をやる。五〇年も前のことである。この駅で日々乗り降りする人のなかには、同じ感慨をもつ者がないとは言えない。踏切りを渡ると今ではしもた屋となった薬屋があって、幼かった子…

気まぐれアジア「編み込む流木採取と屋外設営」3/1(日)・予定

先週日曜にお休みした伊原間のコーラルリゾート石垣島「気まぐれアジア」での、見出し催事を開きます。気まぐれアジアから徒歩3分のナガタ浜に立ち枯れている飛砂防風林、樹種は「モクマオー」とこのあたりでは呼ばれているもの。樹脂が豊富で、少しくらい…

2月22日屋外講座・設営「気まぐれアジア」次週に順延

今日に予定していたコーラルリゾート「気まぐれアジア」での、ハンモックの手編み講座の続きと屋外設営を次週の日曜日に繰り延べします。出席をご予定だった方、申し訳ありません。 その日曜に限らず、体験用の帆布張りのハンモックは同所に常備してあります…

「花は誰を迎える・1」

那覇を経由して、ひとまず春日井(愛知県)の自宅に戻った。石垣直行便就航が当地の話題のひとつだがなんのことはない。相撲茶屋という公認ダフ屋で成り立つ相撲界同様、空の旅もお客第一とはいかない。一泊五日とか六日などと一日だけホテルのついた格安パッ…

今日のヤギ

このメッセージには「手書きメール」が添付されています。

気まぐれアジア工房にて

そんな工房ありゃしませんが、同所で参加者を待つあいだにペンション藍の黒い犬が拾ってくれた流木に、穴をあけておきます。 空は曇天、かえって湿度はなく清々しいんですがね。

「みどりのハンモック」

昨年、急にはじめた石垣島通いだが、この島を一度一周すれば誰もが目にするものに、アンパル陶房の木陰にかかるハンモックがあるのではないか。 私はわたしで、こうじゃないんだけどな……と、気になっていた。半農半陶などと自称する人もいるが、あるじファー…

2月15日、今日の予定

石垣島でのハンモック展も、中日をむかえた。今日の予定はコーラルリゾート石垣島の「気まぐれアジア」にて、流木に手編みハンモックをしつらえる講座。 予報は刻々変わって、朝八時現在では終日の曇天。予定通り現地でお待ちしておりますので、どうぞ起こし…

今日の屋外講座と設営のおしらせ

きょうまでの四日間が宮良の旧道並木での、見出しの屋外講座と設営の予定です。 快晴とはいかないようですが、その最終日は実施します。小雨時も現場で待機しておりますので、ご用の向きはお出かけください。 なお、昨日は強風が予想されて中止しました。現…

ハンモック講座・予定変更のおしらせ

ココス・ビレッジで予定していました「ロープ・ワークとハンモックの保守講習 及び常設」 予定=09・2/25・26・27〜 を延期します。キャンプ場のマスターが足骨折で入院中のためです。来月にはご退院とか、ただ同講習のその後の予定はまだ立っていません。 …

菊全判のローランド印刷機

競合紙と同額というので二日分で三日掲載という交渉を成立させて、では明日以降の掲載日は紙面都合にまかせるとして帰った翌日のことである。 印刷機が壊れて、その日の「八重山日報」は出なかった。ほぼ毎日コーヒーを飲みにいく喫茶・海坊主のお姉さんに話…

「今日のやぎ」

マンスリー・マンション隣地の畑に、出掛けに目をやる日がはじまった。今日の山羊である。立派な角と顎ヒゲをたくわえた雄、若くはない。目測ニ〇メートル先の観察物まで、庭でもある畑に足を踏み入れることがはばかられる。 うずくまって作業中の人影を見る…

与那国島ではドゥルクニチ

与那国島では一六日祭をこうよぶと八重山毎日が、2月12日付けで伝えている。まだ一度訪れただけの島のくらしが、なつかしいのはなぜだろうか。 石垣では日航八重山ホテルのロビーに、この日のための宴会料理のお渡しカウンターができていた。オードブルな…

海風ニ吹カレテ目ヲ閉ジヨ

手編みハンモック教室二日目、平日は夜とした。間があるので琉球新報二月九日、社会面コラム「はと笛」全文を採録してみた。〇…第4回鯨海峡とかしき島一周マラソンから一夜明けた8日、高速船で帰路に就く出場者らの目の前にザトウクジラの親子2頭が現れ、…

「桶と酒」セーラ・マリ・カミングス

桝一市村酒造所代表取締役ーー彼女のTシャツにプリントされたメッセージが、映し出された長いスーパーでよくは読めなかった。カメラは正面に固定されていて、規則的に彼女の話の内容に即したVTRや、動きのない写真に寄ったり引いたり……の、工夫のない映…

「宮良長久さんは……」

ひとまずの住家マンション花水木からの、最短コースが三日目にして分かった。なんのことはない、日航ホテルを背にまっすぐ降っていくだけだった。側溝に注意を向けてみると、うねうねと太くなったり狭まったりしながら勾配のもっともきつい方向が海への進路…

こちらのお詫び

石垣のもうひとつのローカル紙「八重山日報」は、いまでは懐かしい15段組みで一行は11字、ブランケット四面の文字通り日刊紙だ。宅配のチャンネルはひとつ相乗りでいいんじゃないかと、来島間もない私は想像する。八重山諸島を地方と位置付ける沖縄タイ…

この猫がなわばりにしている

私の月並ほじょうをなわばにりしている自由ないえねこ。田で作業中、猫が入ってきて「何か用か?」といった顔で見上げる。あぜの向こうに奥様がいらしゃって、ここなら放して構いません?とおっしゃる。 小さなネズミが目当てのようです。無肥料・無農薬の地…

新聞が二つある島、石垣。

見知らぬ土地の楽しみのひとつにローカル紙があるといって、どれくらいの人が同意してくれるだろうか。その社屋をながめて歩いてよろこぶ者は、さすがに多くない。 八重山毎日の立派な社屋には、外から見える看板というものがひとつもない。扉のここにほら書…

八重山毎日掲載告知広告

謝れない誤り

一面の袖に似合わない囲みは大岡信の折々のうたにはじまるが、ハンモック催事の案内広告の掲載紙をもらいに八重山毎日を訪ねるとこんな訂正を目にした。この連載にこれこれの間違いがあったから訂正するが、その責は我が社にないというもの。我が紙の一部は…

この感じでゆっくり失望していく先の未来が楽しみ

ってコメントをオバマについて寄せていたヘンミヨウ、その名はこう書くのだっけとその字にいまいち自信のない通り掛かりの者だが、南の島での手編みハンモック教室を明日に控えた早朝六時、朝のTVニュースが伝える自動車メーカーの台所事情を見て同じよう…

「やぎとカメ」

手編みハンモック石垣石垣スタジオと称しているマンションは日航八重山ホテルの向いにあって、その奥は一筋奥といわずもう緑の畑をもつ隣家の裏庭になっている。カメというには口の小さな、ひとかかえもある焼き締めの大壺が二つ転がしてある。飼い犬が畑に…

「シンガポール共同外電」

沖縄タイムス二月三日夕刊三面はアジアと銘打った紙面で、マレーシアの日本援助のODAダム建設で先住民の立ち退きを断念ーと報じている。写真のチェウォン族のほか、しかしトゥムアン族の場合は移転否定の選択肢があることを知らせないで進行中だという。 …

「看板屋」

自分で書けばよいなだが、頼んでおいてそれなない。よほど持参しようとおもったが、やめておいた。一月は二度渡島したが先には15キロ超過料金、後には四つ目の持ち込みが認められず飛行場内の飛脚カウンターに廻されたほどだから、やむを得ない。 作業台を…

島では豆腐の上に

アラザンのふりまかれたケーキを看板屋が、帰りがけに持たせてくれた。幕開けの前々日のこと。あらかじめネットで島内のそうした業者リストをもってきていたが、ハンモック展の案内看板の発注先はすぐ見つかった。 看板といっても今ではコンピュータが命ずる…

「大きな木」

初日とりあえずの展示をおえて、昼食がてらに大濱記念館をでた。新しい土地を歩くのは楽しい。すきっ腹を忘れてうろついて、大きな木を見てあるいた。これは宿にしている日航八重山そば、下地ファミリーストア(だったかな)前に立っている。 その想像上の目的…

出先にて「握りめしの添え物とアラザンの光る焼き菓子」

いよいよ石垣でのハンモック展示企画の初日をむかえた。宿は日航八重山の向かいにあって、未明である。ホテルには客室と思われる窓が、ざっと120くらい見えるがなかでも44コの窓は夜を徹して明かりがついていた。今日が日曜日なのは偶然です。 向かいの…