2015-04-01から1ヶ月間の記事一覧
次世代に継ぐために親を刈れと、島を離れた一〇日の間ですっかり熟れた。三人ぶちで毎日、五本。残すはこれだけにして、ヨーグルト足す。
昨日朝早く第×琉王丸が出迎えにいったのは、初寄港のクルーズ船「コスタビクトリア」だった。イタリア船籍、アントニオ・タテオ船長。
あのタグポートが、なんだか黒い塊を曳いてきた。午前七時も近くなると、港のあちこちが騒がしくなる。
20×50くらいの双眼鏡じゃ、船名もみえない。スタンドに固定して高倍率の、本格的な離島桟橋ウォッチャー。老後の思いつき。
その15分後、海上保安庁のひらがな三文字挺が、専用岸壁を離れた。名蔵沖に港外待機挺と、入れ替わるのではないか?
いよいよ基礎工事の朝午前六時に港を見ると、「2」の曳き舟が音もなく離岸するところだった。後退りして港の開口部に針路をとると、滑り出ていった。赤い橋脚をいただいた彼はクルーズ船が入るオンシーズンは、沖縄からやって来て離島桟橋の先に常駐してい…
ニネンごしのパインの穂先のびのびとそだったが、次世代の兆しはまだ。 番兵を配している。
丸薬立つ。甲状腺ホルモン亢進症を得て腹減るわ脈拍多いわ体温高いわ暑いわで、薬をコンスタントに飲むことを覚えた。それは全快したが、つい節約?したがる薬を飲まぬでもない。床に落として這いつくばって、その立つをみる。なんの前兆でもなく。
八重山郵便局前の裏通りの植え込みに、うろに育つ若葉あり。 今日の亀山水は、正面を見据える眼あり。
90×90の杉間伐材4メートルを、はじめに四本並べて土台の木採りをする。どの面を上に据えるか、一本いっぽんの反を見ましょう。両端がハネあがる向きでは、基礎に馴染まない。……このことはたてまえの日、現場でまた話そう。どちらかよさそうな端に指金を当て…
島のもうひとつの新聞「八重山毎日」に、今日から三連続で広告を掲載する。母息子と和田の、ノミをあてがってホゾ穴を空けている写真を使っている。
川渫え……耳から聞くばかりばかりだったが、浚渫のセツ。アマリリス盛りの島から戻ってみれば、畔にこれほど手をいれている人影がある。ローカル線を乗り継いで、島に帰る飛行場にかえるところ。
四月の気温グラフが次の谷に下るのが、それが我らがゆく日かえる日であればよいが。どうやら的中したらしい。南側だが隣家のわすが狭間に育って合計1500度も、額面通り受け取れない。いちにちでも陽にあたって過ごしてもらいたい……。もう押しも押されないプ…
ばんやファーム同様太平洋から潮騒が届く丘陵部が舞台、これも目を見張るが通りがかりに足を止めた光景がもうひとつあった。ここもMのお兄さんK所有の、サトウキビ畑。ハンモックについて話すとき樹を植えよだったが余命の底が見えはじめると、ほどよい大…
第一節の最終日に降られて、まずは天候に恵まれた……と、和田と言いあった。10日ほどを一単位として三回りで三軒分木材加工して、さて建前はどこに?誰の家? くらいの行き当たりばったりで始めたわけだが、二軒目がまたおそろしく眺望秀でた草原になるよう…
アサリを背中合わせに擦るような鳴き声の主がこれとは。離島桟橋がまだ常夜灯のうちから、美しく鳴き交わす美声の持ち主と同一とは。美味しいものをあげるには、カエル声?
小さな家はほぼ組み上げるまでに、刻み終った。十代の息子と四十代との母親の、小さな家になることになった。その土台にも、柱にも棟にも二人の初仕事の痕跡がしっかり刻まれた。 ひとまずここまでとして、明日は島を離れる。緑蔭の作業場の周辺で、午睡に支…
0003とか0005のような頭にゼロが三つ付くものは、プライベートな番外にあてている。フラりとやって来た旅行者のスニーカーに即興で結んでやったり、ひどく古い履き古した自分のそれに三つヨリロープが結んであることを再発見して、000ナンバーを割り当てたり…
島の背骨を背後に背負って(三重複)、前には太平洋を見晴かす。ばんやファームでのハンモック野外設営が終っても、何本かは吊ったままにした。また今年もとほぼ一年ぶりに訪ねると生ジュース担当の奥さまが、申し訳なさそうに盛大に損壊した一本を見せてくれ…
昨日はアクエリアス、今日はにっぽん丸。そろそろギャラリーパナリも店開きするかな? 昨日はスニーカーをコリアンに一足売り損なって、ピンクのロープを一本お詫びにあげた。英語がとても上手なのはわかるんですが、意味はワカラナイ。情けない。
桜のように葉より先に咲いてのち、葉に譲る。とっくりきわたは、若草色を深める季節をむかえる。宮良橋の袂に歩を止めて見上げても、そのそれらしきがない。花は何処へいった?歌の文句じゃないけれど、結実はいずこ?
一ト月ほど前だが大きな一枚布を張ったハンモックを持っていると、「小屋がけ模合」の事務局を買って出たいとうかおこが言った。……汚れているけど、とも。二人の子持ちの独り親でこの夏の台風をどう凌ごうか?という善意の小屋住まいであれば、それは寝具と…