一桁シリーズ

0003とか0005のような頭にゼロが三つ付くものは、プライベートな番外にあてている。フラりとやって来た旅行者のスニーカーに即興で結んでやったり、ひどく古い履き古した自分のそれに三つヨリロープが結んであることを再発見して、000ナンバーを割り当てたりしたものです。

これはギャラリーパナリ至近のゾウリ屋(でいいでしょう?)が、正規代理店を名乗っているクロックスのスニーカー。発泡の具合か合成ゴムのものが違うか、例の妙な履きもの同様異様に軽い。

スニーカーがこれほど軽い必要はないが、爪先にまた盛大な解放感がある。靴のなかで足がちょっと遊ぶ頼りなさがある。他にない肯定的な特徴を、履いて初めて知る。

余りロープは長さかまわずあったままで、撚り増したり折ったり結び返したり、鎖結びで縮めているので邪魔くさい。そのまま洗濯機でまわした。次の写真が、そのご一度結び直して整えた脚先。