太平洋から吹き上がる春風を受けて

島の背骨を背後に背負って(三重複)、前には太平洋を見晴かす。ばんやファームでのハンモック野外設営が終っても、何本かは吊ったままにした。

また今年もとほぼ一年ぶりに訪ねると生ジュース担当の奥さまが、申し訳なさそうに盛大に損壊した一本を見せてくれた。

この亜熱帯での耐久性を知ろうと、吊りっぱなしにしておいてもらったものだ。玉取崎眼下の鮮やかな青に劣らないカラー帆布製、一年は持たないという結論だ。

今年は出し入れしてもらうことになる。新調して再び木陰に張った。すでに陽射しは、春のものでない。