2018-08-01から1ヶ月間の記事一覧

00181 GU 27-0 180801

ナンバーリングの181は、靴紐に囚われたはじめの年のものです。「02」とか「改」などと実際に履ける!仕様に、だんだんアレンジすることが多くなったがーー。 好ましくて歩やすいクツとは「履き辛らくて」「脱ぎ難い」クツのことだーーなどと、ドイツ人に言…

封筒を裏返す

×友里や×綾らとお絵かき教室で相手をして、40年以上たった。 こうした印象深い子どもがいる。墓石だけでなく彼らの絵もリストも、島まで持ってきた。 「アコウの森」が出来たら一度はご案内をする、あて先不明の付箋付きで戻って来ることは分かっているのだ…

有限時間

来年こそ伊野田に開く「アコウの森」の屋内空間の一棟を囲って、ようやく雨仕舞いを終った。 扉のハードルを何か柄の付いた道具にしようと、思いついた。ツルハシとか備中、トビグチ。それも使い込んだ跡があるものが、よいだろう。亡父・勇の焼き印の入った…

折れても続きがある

幹が断ち切られても次世代に託すケースばかりとは限らない。 どんなときにそんな将来をバナナが選択するか分からないが、断面から新芽が伸びてくる。すいめんの波紋の中心に埋没したしずくを、時間を巻き戻して見る気がする。 結実の幕開きはこうだ、大きな…

ふたご、兄弟姉妹

テキカを待たずにふたごや兄弟姉妹は間引くのが普通だが、そんなことはしない。アクセルんちの勝手口でお腹に仔のいる野良猫が、今日のところは平和に寛いでいる。 その過酷な明日に先回りしてメスを入れるか、躊躇はしないか?生きている万物は今日を生きて…

バナナの幹の年輪

バナナの幹の年輪、はないが、こんな具合。段ボールの断面を、連想させる。そのスキマに水気が満タンに入っていて、とっても重い。 トロリとしていてクルマに付くと、簡単には取れなくて始末が悪い。バナナは木でなく草、結実すると立ち枯れる。だから収穫後…

ぢかたび

地下足袋だが本当は直に履く足袋かもしれない、ぢかたび。 なさけないことだか足許が縺(もつ)れて、顔面から着地する経験をした。私の地下足袋は生涯にこの二足、スニーカーの紐遊びも潮時ではあるまいか。かがんで履くのに手間がかかる。 裏に滑り止めのあ…

バナナ180801

フィリピンバナナよりは小ぶりだが、島バナナとしてはいちばん大きなサイズ。丸々とした生長を待ってから収獲したが、黄色く熟すまでにそれから一〇日かかった。軽く押さえると指に美味しさが伝わってくる頃には、きれいだった自慢の黄色い肌に雀斑(ソバカ…

手が覚えている

手が覚えている、足が覚えている。マニュアル車に乗り続けている、今では少数派でクラッチペダルの踏み方を言葉を添えて教えることがある。言葉と動作がシンクロしないもどかしさを感じると、「身体が覚えている」とはこういうことだと思い当たる。弁当箱の…