2015-04-01から1ヶ月間の記事一覧

無着成恭

今のお前たちに いちばーん大切な ものは何だ?べんきょうだ。何の勉強だ?何の勉強だっけなぁ。にんげんらしく なるための。おー、んだんだ。百姓がボロでなくなるにゃ どーすればいいのか? 百姓がエーヨーのあるものを 食えるようになるには どーすればい…

小さな家の作り方」教室

大工になった漫画なかま和田も自営とはいえ、定年にしてもよい歳になった。この区切りに書いた「小さな家の作り方」が頓挫したいきさつを漫画にしたおまけ付きの、パンフレットをつくった。広告を出すと島の新聞は料金をいい間違えた少しお返ししますが、よ…

海のなかはどうなっている?

オートフォーカスが定まらぬには訳がある。ありふれたカメラに訊けば、そう答えるであろう。今日の亀山水は近ごろ、耳を澄ませば小さな歌声が聴こえるかのような風情。こんな様子をカメが見せたことはなかった。高く首を持ち上げて喉をふくらませ、また波打…

十分に若い二人へ

前日のこと若いとは言えない一組の旅行者が、靴の氾濫したギャラリー「パナリ」へ入ってきた。若いとは言えない……というのはそれを私がいうのだから相応でなく、ふたりを「まだ十分に若い」と訂正する。それは仕向けたものだがウィンドウの展示物の靴が気に…

乾湿温度計

ギャラリーにある乾湿温度計がこれ、屋根裏から発掘してはるばる空輸。

今日のバナナ

いよいよ、きはじゅくしたのではないか? ハンモックにのっている上下とも、農協市場でかったもの。 観光土産を見越したものか、気まぐれか。まだ青いには訳もある。もう一方が、わがギャラリー南面のバナナ。いつもぐか、て、いつもぐもぐするか?寒暖計が…

みどりの稲妻

つゆどき、さなえのならんだ田に腰を下ろして、遠くに雷鳴をきく。 たなごころに稲妻とかいてみると、妙な気になる。 いねの妻だってよ。いねの褄かな。すこやかにのびた野毛を思ってもみる。種籾を更新する以上の田植えをしない、百姓はこんなふうな晩年を…

踏みにじられて

ハートを踏みにじるわけでなく、踏みにじられたものがハートになるのである。 かつて最大の失火原因が煙草の投げ捨てにあったように、唾棄されたチュウインガムが街路に及ぼすものも小さくない。点々と印された斑のある形にに目をやることが、顎をつき出して…

おもろまちで降りると

とっくりきわた始祖の、ごきげんをうかがう。枝先がウリズンに萌える予感あるものの、新芽なし。

トゥティクー

今日は台湾の在石垣人、王田(和名・きみた)さんに、畦道の神様について尋ねていた。この「トゥティクー」が、土地神を発語したものとわかる。 狭量な沖縄を、どうしたものか。