ゼロから無限大へ

輪投げの輪のようなO形に、ロープの短い欠片の両端をつないだ。
三つ作ってさて輪投げの試運転をしてみようと、腰をあげた。

長めのコップを、伏せたがよかろうと思ったのである。
成果物を目をやると、ゼロが三つとも無限大に変わっている。

無限大の三倍などと言って、流しの下のコップを取り出した。

ショート・スプライスでつないだとき、三つ撚りロープのヨリが偏った。
たとえはクルマのハンドルの皮を両手でめくる(そんな機会は滅多にありませんが)ような動きで、Oを優しくご機嫌をとるようにねじると∞は再びOにもどるでしょう。