駐車場にて

市博物館正面の駐車場の01を借りている。いずれ横腹に「ハンモック&ひるね協会」と描いた九人乗りくらいを停めたら、集合地点のよい目印になるだろうという深慮遠望である。

隣地にビルが建ちかけて立ち上がったら足場を覆って、クレーン車が三つヨリロープを持ち上げていた。まだ彼らの現場では、三つヨリが信頼されている。

彼らが「サツマ」とよぶアイ・スプライスが、吊り仕事に欠くことができない。こうしたニーズがあるシーンでは、扱う作法も世代間の縦方向に伝承される。
「手伝い」である。手を伝っているものは、いうまでもなく(以下、紙)……。