お友だちのクマについて

等身大のクマというものナンだが古道具屋から連れて帰る時も、ちょっと辛かった。○○や××に出くわしてでもしたら、と。

話し相手を求めて、ではなく程よいボリュームのものをハンモックに載せる為に。

それがどうだ!ギャラリーを閉めて灯りを消してしばらくすると、クマはハンモックから降りて夜の白むまで島の泥田を徘徊しておるらしい痕跡がある。おおかた、モグラでも追ってるのだろう。

初見の旅行者をいきなり抱っこして、ハンモックに載せた頃が懐かしい。