2011-01-18から1日間の記事一覧

沖縄タイムス11・1・18/13面

石垣島万花艶いて内くらきやまとごころはかすかに狂う馬場あき子島ナイチャーと自任する松村のものは体内に異物受け容れ吐き出せぬ沖縄という貝の抱く闇 石垣についた日に紙上で。

鍬と備中とマンノウ

自宅解体の余波で迷惑なことだったが、長家もおおかた更地に帰した。 すでに住人は八十余のおばあちゃん一人。傾いた囲いに農具が錆びて、引っかかっている。 「柄をすげ替える」と題した催しのおり、再生する予定である。

今朝の靴下

背骨問題以後、難儀なことだが一年ぶりに足先を三段柄にすることができるようになった。まだアクロバティックだが、ダブルでようやっと靴下が履けるようにナリマシタ。先が思いやられる。あのときもう少し優しくしとくんだったと言う日も近いか。

家とネコ

不在がちの自宅に巣くったネコ一家も、そろそろ子わかれの季節であろうか。母ネコに子三匹、暗がりではもう見分けがつきにくい。

赤カブと浜ダイコン

岬もうでからもどるとGが紅白かぶらを持って来ていた。まだ商品化には工夫の余地あり。地震予知、うなぎ人工孵化計画……。常軌を逸した話に二の句がつげないが、スッポンを捕まえて料理屋に売ったのにも驚いたが、つけもんやなら堅い。お手伝いのしがいもあ…

和地辺りで

岬を回って外うみを戻りながらまだワジ辺りで、このひさぼうふうりの緑のトンネルは初めてかなと思いながら浜に出ると、締まった砂地に大根葉がのびのび元旦の陽光を浴びていた。一本引き抜いてみると、それはハマダイコンにしては色白で素直な辛みであった…