和地辺りで

岬を回って外うみを戻りながらまだワジ辺りで、このひさぼうふうりの緑のトンネルは初めてかなと思いながら浜に出ると、締まった砂地に大根葉がのびのび元旦の陽光を浴びていた。
一本引き抜いてみると、それはハマダイコンにしては色白で素直な辛みであった。
栽培種を蒔いたかもしれない育ちっぷり、こてのようなもの持参で再訪。
葉はかぶのような一体形でなく、確かに大根。ハマダイコンとは針路が逆な自然回帰。