マックスホッチキス

ホチキスを旅先で一つ買って間に合わせた。
こういうとき百円ショップかどうか、柄にもなく熟考してしまった。島に置いて帰る部屋があるのだから、ぺたーと針が折れるやつを初めて買っておいた。
物のかたちに突出した透明ケースにスライドして収まる台紙が背面に付くわけだが、その台紙をホチキスで止めてない物で狂った二十世紀的消費にまみれつつ久方ぶりに感心した。
このささやかな突起がスライドレール面の小窓にコツンと固定されるわけだ。
 
 
ホチキスというがホッチキスと表記してある。
その一般名詞がステープラーだと今も言うか?
標章権の維持を放棄させるほど、一般名詞化したせいだと思わせる。