ヤンマーYK600

中耕ロータリーRC42と型番がボデーにある、可愛いが一人前の耕運機。柄をすげ替える企画の目玉は、再生耕運機をいくつか集めた試乗会。試乗と言ってもうしろついて歩くのだが。
園芸ブームでおもちゃのような新型も多いが、せめてこれくらいはなきゃ仕事にならない……が試乗会の眼目。
農協の本庁ガレージの隅で、廃棄を待ってたところを貰い受けた。
いかほどか、刈り取ったレモングラスの畝を、のべ120メートルほど起こして汗をかいた。
新しい機械化を体験するたびに先人たちは、昨日までの労苦の時間に換算して近代化を喜んだことだろう。

二台目からは小牧のルート66のようなアメ車再生の、車椅子に乗ったお父さんのコレクションをあてにしている。お父さんは車椅子にものるがユンボにも乗って、息子の店に自慢の耕運機をずらりならべておいでである。