藁灰

秋の取り入れ後、田にたなびく煙が野焼きである。ことしは藁のほかに、サトウキビの葉を燃やした。
藁しべ長者とか灰被り姫のようにワラには一見、マイナスのイメージがあるように思えるが物語の終盤で覆る。
その価値は見直されるべきものとして、ワラは昔からとらえられていたと言うべきかもしれない。
ふと、ワラ灰をミにひとすくい袋に詰めておいた。最近、火鉢を買ってね……というもの好きな友人へのクリスマス・プレゼントだ。