2012-10-01から1ヶ月間の記事一覧
瀬戸に器をつくる文化はあるが遣う文化はないと、つねづね思ったものだ。黒潮の流域にかつぶしをつくる文化はあるが、……。
藁に始まるという表題をすでに示したが、唐辛子は石垣と旧・小原村のものを併せて干し上げた。 稲穂は実は春日井産、藁は神丹穂(かんにお)。丈は150センチ超。 荷造りして島まで送る。
10月5日から15日までまでの予定で「パナリ」を閉めて、秋の取り入れのために島を離れた。そんな事とは思って今日なら帰れたが、脱穀をすべて人力でこなしたので仕事をしおえたとは言えない。もう1週刊、留まることにした。 彼岸花の移植は、思ったより難しか…
藍染めの工房は海を望む高台にあって、さぞかしと腑に落ちる重量鉄骨のごつさ。 隣接地の畑のバナナは倒壊して、いただいた台風土産にははじめこれだけ房がついていた。 島を離れる日これだけ色づいて、剥いてむいてタッパにつめてフリーザーに仕舞うこと150…
大小五組づつ届けてあって、染め上がったと島不在中に連絡をいただいた。 この後五〇〇本のうち、一〇〇を藍に割り当てる旨をつたえてある。 藍は思いの外、ねっとりとして中に染みいず。
指はしなやかで強靭、反する特徴を併せて窓の縦格子に取りつく瞬間を待っている。 強い風に振られて先を傷めても、しなやかさを回復して次の機会に備える。 ささやかな壮大なドラマが、くだもの時計草の尖端で展開されている。 台風で数えて14号15号16号、は…
写真は「大シャクマ」、直径は三メートル。 清内路の諏訪神社な奉納花火、三百年前から毎年10月初旬。
丸に勇の焼き印が入ったハンモックの編み針、数が少なくなるにしたがってだんだん惜しくなった。 こんな破損はなぜたが分からないが、棄てずに手元にある。 FRPで巻く以外にどう直せるか、なんて思ってね。これを加えても20本もない。 編むロープの色や…
彼岸花の盛りが過ぎた田に戻った、さっそく中村を訪ねると案の定ブタンガスの気化装置が壊れて今日まで遅れたと、本焼きは1000度を越えて今、攻めに入ったとこ。 ぐるぐると旭日町役場まで下って教えられたコンビニでなく向かえの旧態万屋に入って食い物を探…
ジムニーの産みの親はスズキではないという話は、知る人には知られたこと。 そんな「知る人」は乗り潰しても、棄てがたい気持ちにかられるだろう。 島でジムニーのオーナーになったのは、わずが半日たらずのことだった。 三気筒の中央燃焼室のビストンリング…
シャウ何とかという美容院を始めた。客は移住者、ショップカードを置いて回ってる途中で開いてたから入った。 通りかかりなわけでなく、ハンモックがその遠景の海に似合いだと常々思ってきた。 そう言うので翌朝、真っ白なハンモックをひとつ吊りに行ってや…
これほどのバナナの皮
影絵劇団かかし座 リーダーは飯田周一 横浜市都筑区
十三夜に開かれるとぅばらーまは、台風で満月の夜になった。 某所のカウンターで聴いた。島のラジオ。 第三アコウのそばに三年いた。トゥバラーマはもう場所を広いところに移していた。