鉛筆芯先とラジオペンチの先の結び目をゆるめて、端の菱形を整えている。

編むだんには気にしないが、拡げて張り棒に通してぐるりに端ロープをめぐらすと、繰り下がる前の第一段の最後の目を結ばずに下段に繰り下がる構造で、ネットというものができていることがわかる。で、前後から負荷をかけると菱形になる一辺が長さが不足して…

赤い網針の先、ここで解く前提でつないである。このあと10メートルほど編み進んで、三角部分を編み終わった。

写真のように色を変えて白い縞を入れたり、あと少しならショート・スプライスでつなぐが、まだ網針一竿も使うなら、手間は倍だがアイ・スプライスと方やバッグ・ノットで、解く前提で繋いでおくようになった。あのとき覚悟を決めたからだと、言われるように…

あしらった枯れ葉が、くだんの紅露の蔓。サンキライの葉を初めて意識した日、亜熱帯の藪山で採取した。全幅920_×有効身長2100/全長3100 帆布薄口に紅露・泥染め/徳光修子（やちむん館） ポリエステル三ミリに端ロープは九ミリポリエチレン・ハードロープ焼き…

オスタカヤマに堕ちた日航機の顛末を、何冊か読むことになった。そのいきさつはまたにして、あの日伊良湖岬国民休暇村で体験学習の高校生を前に、わが「ハンモック＆ひるね協会」はだりぃ連中を前に苦戦していた。その名を焼き印で、復活させてみた。永らく…

端ロープの接続部は本体ネットの延びを想定して、繰り出せる構造にしていることが多い。 オフの二度めか三度めのお直しのときには、ショート・スプライスで直接つなぐことになる。二三年も使い込むと、もうそれ以上に伸びることもないから。

全幅620×有効身長1100/全長1800 端ロープは、ポリエチレン・ハードロープ。下は芝、緑蔭。膝丈に吊って、しばしば転落。そのまま夢覚めず、寝ている。こうした光景にふたたび巡りあうことができるなら、何を代償に支払うべきか？

仕事用のウィルコムもスマホにかえたので、写真保存更新が完全でない。現状ではこの写真が最古になっている。靴紐への取り組みによい呼称を思いついていないが、このアプローチの始まった日を2014年2月13日とする。中央道起点が接する国道19号春日井の、旧春…

一〇日も前だったか港のとばりが下りていたから、午後も八時を過ぎていた。はや人気ない港に、回転灯を回して救急車がやって来て音もなく桟橋に停まった。赤い灯は回し続けて、しばらく時間が経過した。急病人か怪我人が船で運ばれてくると、サイレンを鳴ら…

白、青、白青二本どりの色調を三段階に変えて、六本のハンモックをつないだもの。端ロープでつなぐか編み接いで一体化させるか、現場で考えよう。左右からギリギリ引っ張ってむすび目を、あらかじめ絞めておく。網針が突き刺さっているのは、船のあちこちの…

３０年ほど前の石垣島港風景。伊勢湾を横断していたホバークラフトと、同じような海上交通がこの島にもあった。笑っちゃうほど、凄くやかましい。

遅いあさ、少し長めの汽笛をあげてフェリー「よなぐに」ははじめの船出を果たした。旗も幕も鳴りものも501から眺めるぶんにはなくて、あっけないものだった。よほど乗り合わそうかと思った。

ふと知り合った老婦人宅を訪ねるのだ。頑迷な独居。「夕映えの道」という題がついている。 町行く車が丸みを帯びており、７０年代も過ぎたか、紙ばさみには、モデル？を二十余人も使うプレゼン資料が挟まっていたりする。別れた亭主に一口乗せる話ができる関…

カセをほどいたら巻き取れないほど長かったら、先細り部分に横巻きにして巻き仰せたら返して、末の二股に掛けてしめておく。 ただ横巻きは網針のさばきの抵抗が大きくて、一長一短がある。 止むを得ぬ場合で、欲張らぬことだ。

平均三メートル見当としても120足あれば、ハンモックが二つは編めるだろう。靴のついでに染めた色々で、靴紐もスペシャルなハンモックにしておこう。と思っていたが、平紐の巾の小さな織ネームを縫い付けて、これでもトゥルーラバーズノットを結んでみよう。…

靴紐（ロープ）で絞めてしまえばほぼ判読できないが、スニーカーのベロに縫いつけた織ネームは左右でちがいます。履いた本人にとって右には「石垣は恋する」、左が「エバー・メイ／トゥルーラバーズノット」です。

靴はすべて異なる色の左右を組み合わせるが、補色対比上にあるものに限らずごくわずかな明度差があるだけのコンビも作ったそのための手染めだったが近似色でない落ち着かない配色の組み合わせを、軽く一つの染料に浸け込むと相互に自然な同意が生まれるのは…

背景の掃き溜めは、地上五階の大地化計画の一歩。 マンゴーの皮や種、だし殻に食べ頃を逃した具もろもろが、土に還る日を夢見て眠っている。ピンチに挟まれて風にゆれているのは、小人用ハンモック。Ｎのコンスタントな、生産を期待している。編み巾は女の指…

張り棒に通す一ト目メは長くとるが六人ハンモックは四方から張るので、張り棒は使わない。 したがってやや長い程度、文庫にワイド判あればかくやという手もとの愛らしい絵本をゲージにした。ビニール引きのハードカバーの上紙がしばしば反り繰り返っているが…

アンソニーホプキンスの「八月の誘惑」に、緑蔭のティータイムの小道具としてつかわれている。舞台は産業革命期、喜望峰を回ってもたらされただろう。

ちょうむすびは、1＋２。片端は八の字に結んで第三ハトメあたりに掛けて、もう片端も写真のようにとおす。 1と1ダッシュの相違は、その通す方の先が異径ロープで接いであるか否かによる。 写真がダッシュ。 これはトゥルーラバーズノットを、施していないむ…