2015-06-01から1ヶ月間の記事一覧

終盤のメニュー、ビデオテープ装丁

ときどき繰り返しておかないと忘れてしまう、人生終盤のメニューに「ビデオテープの装丁」があります。 少し時間がたったがレンタルビデオ屋がDVDに様変わりして、時代遅れになったビデオテープを百円くらいで投げ売りした時のこと。邦題に芸がないわねと思…

留守中爆発

カプセル中のトックリ棉の実をガラス瓶に閉じこめて島を離れたのですが、帰ってみると爆発。私はなんだか若い日の三平の前髪を、思い出しましたね。舗道で濡れて邪険に扱われる薄汚れたパンヤしか見たことがありませんでしたが、こうして無菌室で拡張した様…

留守中仕事が空いたら

作業空間は相変わらずだが留守中にすることに、古いハンモックを解くことを挙げておいた。欠片で結ぶ……と言ってきたが、ハンモックからの再生ロープを靴紐にしてもよいだろう。 たまにはズックを洗おうと平紐を解いてみると、アルミの鳩目に擦れて黒ずんでい…

trippen・1

トリッペンがなんぼのものか知らないが、私が結びを試してみたいと思ったのは先ずこれ。男女を隔てず寸法に等級があるがサイズが進むと、三枚はぎではどうしても無理が生じている。硬い厚革に鏝を当てて成形せず、柔らかい薄革で側辺を「包む」意図が感じら…

きものにくつ

ちょんまげに袴・帯刀の龍馬が、革のブーツを履いたポートレート。ハイカラさんが通るにも時代先端の自転車に乗る、その爪先。靴づれは新しい靴をおろすとき、宿命のように履いたもの。だから遠足の前に「履きなれた靴で」と、念押しされた。はずすファッシ…

タイプ・かおこ

ふくろ状にくるまって載るハンモックを持っているというので、張り棒に通して強いテンションで吊るハンモックに改造した。小さな家の作業のあいま、ちょっと載ってみる? 試してみたかったのはフラットに張った膜状のハンモックに、ちゃんと安らいで横になっ…

四本川

体験農業の残骸が播いた早苗の具合を、島から戻ってさっそく拝見。。これ以上の感想はない。日没後、空に四条雲。川という字を四本でも五本でも引きたいと、若い日の某言う。NHK、アーカイブス。

包む靴

島を離れた機会にブティックを回って、靴の巡礼。東欧諸国とかスペイン製など、ひと昔まえならお目にかかれなかったズック。前述の月星も、その範疇に入った顔してディスプレーされている。目先を変えただけで作り手の、設計思想といったようなものはどこに…

ジムニー、戸松敦史さん「イメージオン」オーナー

トゥルー・ラバーズ・ノット

靴紐の片方の中心にはトゥルーラバーズ・ノットを施す……を決めごとにして結びはじめたが、次第に逸脱。手もとに二〇冊も積んだロープ・ワーク本を開くこともあったが、ズックに結んでからこの端始末には何て名前があるのかと頁を繰ったりした。繋ぐも返すも…

クロックス

そのゴム質にどんな訳があるかしらないがクロックスが作ったズックは、例のサンダル同様に特徴的に軽い。キャンバス地とゴムとのつなぎ部分や縫い目の信頼性が高いので、毎日履くなら十日に一度洗濯機で回したいヒト=私にむいている。三足分くらいの値段は…

ブラック・チェリー

歯医者はみどり豊かな小公園に隣接して斜め横断で去り際、遠征してくる幼稚園児の、先発隊と行きあった。彼女はそこここの遊具を素早く回って手で触れて足を置いて何かを点検して、迫りくる一団にオーケーのサインを出した。砂場にはこんなものを掛けている…

さくら便り

つぼみかたしから散り果てで終わらず、さくら便り欄は「葉桜」で閉じられる。むかしむかし担当した記憶を頼りに、今時の紙面を点検してみた。それも島を離れた理由だが何のことはない、歯医者に通う日々だ。県道名犬線と環状2号の交わるところ、そこが私の…