2016-08-01から1ヶ月間の記事一覧

00291‘ 00292‘

これら橙色のスニーカーはすべて橙色と白いズック靴を一旦は色違いでコンビにしたが、ダッシュ化にあわせて同色セットに戻した。 (24・5センチ)第三鳩目位置くらいにあるルーブに通しても、ベロを捲き込まない役目はない。紐をそこで通すほかないが、第一鳩…

せぼね、ひざ。

せぼね、ひざ。二足歩行に難題を得て紐靴への取り組み期限が迫っていたことを知ると、拍車をかけてくださった典子さんとオーズラさんとの不思議な巡り合わせをありがたく思う。メモが前後するが1949の合間の橙色のオニズカが、3ダッシュで帰結した接写をつ…

304-11‘=1949

タイプ・318は「ルーシー」としてすぐ履ける化が折り返し点となって、私の靴紐へのアプローチが複雑化からの回帰を決定的なものにした。七足だけのドイツの紐靴で結び解くを六〇回ほど繰り返し「トリッペン00304-11」に至って、膠着するまでに到達した。今年…

3ダッシュ

靴紐を脱ぎ履きのたびに結び直すのが面倒臭く思い始めは、一〇年ほど前に背骨がちょっとつぶれた、本宅解体を最後の仕事のつもりで四五年かけて自前でしたときからだ。ほんの二タ月前、三日ほどツエを突いた。膝の水を抜いたかわりに何んとか液を注入して、…

ツーダッシュする

00272-273ダッシュにして自分用に下ろしてみたが、もうひとつだ。それはタイプ・318なのだが諦めて解いて、さらにツーダッシュしてみた。ナンバーリングが二つあるのは左右異色のコンビを、同色で組み直したから。

風船葛のタネ

一〇年余も経ってしまったが、瀬戸のアパートの近くで採ったもの。1つふたつは芽が出るのではないか? もう世代更新しておかなければ、話をつなげられない。ギャラリー脇に造った植え込みのヘゴノキが、二つ目のゼンマイを拡げだした。その元に。

「アコウの森」バナナ回廊

島の北部丘陵が太平洋に滑り込む某所にアコウの林があるを気に入って、生まれた土地と引き換えにした。電柱サイズの椰子を13本一列に植え、ますは1300坪を囲うべく珊瑚石を掘り出して組み始めた。ハート型なら目立つように置こうなどと遊んでる間に、膝に水…

見送れず

相対した一双の鋭利で長大な結実の驚きを、前にこのノートに記したことがある。そこではプルメリアと報告した。あれから何年かして亜熱帯の地での、見聞もやや深まった。花もさりながらプルメリアはその新芽の、地べたに対してすっくと立ち上がるのには、い…

山之神講 やまのかみの「の」の字が山之神の之である碑と「の」である山の神の、二つの碑が残っていた。之の方は島に車船を乗り継いで運んできたが、のの方の山の神が心残りなのだ。生家近くに退職金で住まいを新調した姉夫婦に託してきたが、あれを次の陸送…

304-11(2016・1/1)考える手

ドイツの紐靴「トリッペン」に結んだ様がもっとも複雑化していたのは、この写真のあたりだ。304番目の靴に結んだ11通り目の結びであることを、このナンバーリングは示している。今年の正月元旦のこと。これを解くことを躊躇して、これほど時間が経つとは……。…

パナリは結びとロープワークをテーマに

ギャラリーパナリはハンモックの編み手・小川窓太の、結びとロープをテーマにした荒物千種──。荒物千種、あらものくさぐさに、select shopとふりがな。開設五年で来春、いよいよオープン^_^; かな。たとえば桜皮で閉じた曲げわっぱに、紐通し穴。こう結ぶ。…

18房+

ヘソが黒くなって落ちたら、採りごろ。三尺バナナより島バナナが酸味があって、かつ甘い。緑の皮が黒く傷んで、房からひとりでに落ちるくらいがいちばん美味しい──。サイズはフィリビンバナナよりぐっと高くて、本数で割ってみると一本150円は下らない。生産…

16、17、18。

13、14、15。

10、11、12。

7、8、9。

4、5、6。

バナナの房を数えてみた。

1、2、3。

左右の微小な不均衡(こうなる)。

左右の微小な不均衡

結びというもが信仰を醸す秘密は左右一対にすると、少し違いを設けたいという作り手の心の動きに始まる気がする。靴紐に血道をあげた二年余は折り返し点を廻って、衝動は単純化に回帰しつつある。 だが、ただ来た道を引き返していない。この甲からもっとも遠…

LUCY 318-10その後

一昨日無番のルーシーに「-9」と記録したから今日の始まりはこれ、「LUCY 318-10」ということになる。しかし、もうそう記録する意味を感じられない日が来た。またルーシーをタイプで大別することは、最後の図録収録の前でない。「ルーシーが紐靴の世界に占め…