2012-11-01から1ヶ月間の記事一覧

琉球新報では

八重山の秘められた祭には琉球王朝の支配の構図も見受けられて、税の取り立てを相応に科すさまたげとなるプリミティブな神々へ時間を費やすことに横槍を入れてきた側面を見逃せない。 いちれんの高校駅伝の八重山女子の報道に関して、八重山毎日新聞・沖縄タ…

箸もつ手

こうの史代「この世界の片隅に」の冒頭に、描かれるエピソード。箸の先を多く余して持つ子は、遠くに嫁ぐというのである。交通網は飛躍し人的交流は頻繁で遠距離恋愛が増加しても、今となってはこんな例は激減している。 なぜと言って、握り箸では遠くは持て…

普段は

仲道(なかどう)は島をめぐる幾すじかの道のなかで、奥でなく海っぺりでもない意。 第三アコウは海岸線から縦にあがる道と交わる角、そう数えるかぎりは第二第一があるにちがいない。とぅばらーまの「本選」会場は屋根つきにとって代わられたが、その次の十三…

多彩な餌木

もう一人の餌木の作り手、宮城智哉

もと玄米乳のエギ作者をおいて、もう一人の餌木の作り手は授産施設「univa」株式会社ゆにばいしがきの生活支援員。 よくわからないが、そう言わなければならない理由があるのか。 就労継続A型、と言うんだそう。マンゴーの生産加工を業とする。 玄米乳のモノ…

視線の交わらない瞳

開けようとガタガタしても入れなかったが、やっと開いてたといきなり明るい声がして彼女が「おばあ」と現れた。 いつも開けてるつもりだけど、タイミングが合わなかったのだ。そのコドモのような物言いが可笑しいとは思ったが。 「おばあ」は彼女の眼なのだ…

足立悦子作「放という花は」

先週はエポックとなるような、いろんな人に会った。 足立悦子は自閉症の少女、のように見えるがお母さんははっきり年齢を言わなかった……くらいの歳なんだろう。私にもボーイッシュな中学生のように見えた。 それならそれでいいだろう、とお母さんは経験的に…

アダンの撚り紐

この二繰りで1万円!!が高くないと思うには、素材の実情を知る必要がある。 かねてこれでハンモックのミニアチュールを造る希望をもってきたが、これで実現可能だ。 社会福祉法人「わしの里・大浜工房」の浦浜元光・南風立剛さんコンビ。どちらかが「眼」の…

ロープ・エンド

三つヨリロープの先を少しバラすと(※)三つ巴にくぐらせて折り返して、撚り目に逆らって編み返すとロープ・エンドはこんな表情になる。 それが六弁の花のようなものと、三角あたまのようなものの二通り。 時計回りか否かが分かれ目。 ロープ・ワークのテキス…

14穴(帆布張り/藍染め)

丸棒、14穴(全幅745センチ、布丈850センチ、張り棒から張り棒までは180センチ、全長260センチ、吊りループ込みで310センチ。 14穴の子どもサイズは、この程度が最大サイズ。

糸口と糸尻

生なり帆布に先染め黄の純綿ロープ3ミリを編みつけた19穴。 中間に帆布がはさまったものなら、糸尻糸尻はそれぞれ二ヶ所。各々端始末を施してはあるが、この先どお?という風情で余してあるのは他でもない。 続く ……。