2015-10-24から1日間の記事一覧

大衆迎合主義と用の美

ポピュリズムに罪はない。人々がかかとを踏んで靴を履くからといって、そこで素材を切り返して縫い合わせてどうぞ踏んでくださいという靴が生まれても。西洋つっかけ屋は棚にあげるとしてトリッペンのような靴屋も、結ぶ文化の継承に自信を失っているいるよ…

パゴの木と革紐

横井庄一とトリッペン。名古屋市博物館で開かれていた、横井庄一さんの企画展。一昨年にお宅にお邪魔すると、あらかた市に寄贈してしまってずいぶん時間がたったとため息だった。 時間がかかっただけのことはあって、戦争の背景説明もしっかりしたものになっ…

だれに結ぶか?

履いてから自分の靴を結べば爪先を向こうにして、こうなる。トリッペンの五足を箱から取り出すと、すべてこう。手前に巻いて、左前方に引き出す。 左利きなら右に引き出すことになる。他人に結んでやるから爪先を手前に置くから、左右が逆転する。

すでに二つ目の三枚組が始まっているものもある。

ふたばはひとつ、三つ目は三つ葉

タネの中に仕込まれた一対の双葉が開いたら、次は三枚一組の本葉が開く。とっくり棉計画の第一歩の始まりだ。

台風雨散霧消して拾苗立つ

枡目は72、荷が重いので半切して36。正直に一粒づつ蒔いてこれこれ発芽したと報告して、島を離れた。先の写真の通り。養い親にひともとおいて、昨日植え替えたものはここのつ。今年おそらく最後の台風は島に到達せず、そよ風が徳利棉のおさな木にこの世を教…