午後11時を過ぎて帰宅五階から桟橋見れば挺は倍増していて、桟橋に屋台を呼んでパーティーが始まっていた。
夕刻七時半、南の島にも夕闇が拡がりはじめた。五階の物干しより余ほど高いマストが三本、波が生きていることを伝えている。視界を遮られて見えないが、さんざめいているクルーの声は日本語ではないな。音もなく夜明け前に、離岸するということだろう。
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