そのシルエットは深海生物の干物ではなく、片桐やよいの人形だと明るみに出せばわかる。焼きに焼き捨てに捨てて赤テントを始末してきたが、紛れてこの世から葬られなくてよかった。跳ね量り、三升餅つき、などと共に命拾いした、、と言い合っているだろう。
片桐やよいの異界の住人たちは、ながく行方知れずであった。
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