NHKまる得マガジン「ひもとロープの結び方」

教育TVテキスト2006年放送のものだが、その後しばしば再放送されている一つが「暮らしにすぐ役立つひもとロープの結び方」。講師・著作は小暮幹雄。ハンモックの項はないがテキストを頼りに工夫をすれば、自分なりのハンモックが出来るはずだ。
今年二月、久しぶりに南の島で開いた手編み教室の体験参加者は、こんなテキストでそれぞれの問題の解決を試みてから再会できるとよい。

ハウス栽培用のビニールロープの端きれで、部屋の中に物干し竿を吊って島を出ることにした。先のテキストでは「一重つぎ」として、二本のシリとクチを繋ぐ方法として紹介している。そしてその目的を、太さの異なるひも同士を結ぶのに適している……としている。
むしろ本結びとほんの少しだけすじめが違うだけで、結び目の動かない編み目になる特徴をもった編み方と考える方が自然だと思う。道路工事中のフェンスに張ってあるネットは、その全体がこの結びでできている。ハンモックでは横になったとき背中がごろごろするので、結び目が移動しないように編み始めと編み終りだけに用いている。そのかわり一カ所多く交差しているので、結び目が大きくなる特徴がある。

さて巻いた綿糸がバラけるので、結んだのち火であぶって丸めておけばよいので、その点では扱いよい。