ハンモック帰る

もう冬晴れとよんでよい一日
自宅 春日井のスタジオ(赤テント)に戻った
翌日の午後 一夏あちこちの林間に葉ってきた
ハンモックの残りに風を当てた
 
あちこちに張りっぱなしにしたり
預けたり差し上げたりお代を戴いたりした残りである
 
生成帆布張りのもの
 
化学染料で黄色くしたもの
サトウキビで染めていただいたもの
屋外用に樹脂ロープで編んで
サイパンの投宿ホテル前のビーチで拾った
流木にしつらえたもの
 
多くは高温多湿の亜熱帯の一夏を
経験したハンモックどもで
これだけが手元に残ったのである
 
こうして私の一年がまた終わる