祖父繁太郎の弟、鋳ノスケ

職業軍人イノスケに次のような、物語があることを長く知らなかった。
敗戦と共に大陸から引き揚げたとき待つ妻子に、別の女連れだった。

これを収束させるため、その父慶次郎は自死した。

私の知ってるイノスケは、のほほんと南部14年式のピストルを見せてくれてチャンコロの首をはねる感触を聞かす老人。