大型だがプレーンなシルエットて

張り棒に穴を19コ、全幅は91センチ。張り棒から張り棒までの全長は180から210センチくらいまで、希望に応ずる。

ハンモックを室内に吊るのにはそもそも無理があるが、希望とあらば仕方ない短めに編み上げる。

ギャラリー頭上に張った右は柿渋染めの帆布に湯通しした生なり太め四ミリのネットを編みつけた。(素人が湯通しすると毛羽立ってソフトな感触が悪くない)。
左も同サイズだが、未染め生なりのままの帆布に先染めの三ミリ純綿ロープでネットを構成している。(先染めすると細く絞まる傾向にあるようだ)。
色は化学染料でロープに撚(よ)る前に染めたもので、生なり帆布のアクセントになっているが予想外の発注ロットを課せられた。おかげまで今後、500本のハンモックを編むことになったわけだ。

この二つはどちらも定番として、型録に載せる。仕様は冒頭通り全長は、希望に応ず。
頭上足さきに余裕があるに越したことはないが、あまり長いと可愛いげかない。

左写真のように生なり帆布のタイプは特に両端の三角部分だけほどいて張り棒を外した、洗濯準備までをレクチャーしてからお渡しします。
ハンモックのシーズンオフにさっぱりと洗ったら、工房(ギャラリーパナリ内)あて郵送してください。次のハイシーズン到来前には、再び 張り棒を編み込んでお返しします。

500本編んでる間はそのご依頼に応ずるでしょう
、それはたぶん10〜12、3年のことです。
それだけ時間があればきっとご自分で張り棒を再び編んだり、ときには編み目を繕ったりなさるようになるでしょう。

一通りのタイプのハンモックが編み上がったので、以下に写真コメントつきでご覧にいれます。