骨に共感する孤児

ベンチの知らない人の膝にある遺骨に、戦災孤児が触れようとして払いのけられる。
この世界の片隅に、の終盤にわずかふた駒のエピソード。
人間の条件を朝まで通して観るオールナイトが70年代にはよくあった(名古屋ではミリオン座)ものだが、まぶしい陽に木戸口を出て見上げたような読後感。
こうの史代この世界の片隅に」、少しずつ四日かかって丁寧に読了。