お土産

立体テキストと呼んで差し支えないものに、舟大工の作るおもちゃの舟がある。
おもちゃのように見えるが、おもちゃでない。

同じことを「立体テキスト」、三次元テキストとも書いたが、手のひらサイズのハンモックもそう言いたいのだ。

置かせてという申し出が、これはと思う方からあった。
その人と視線が交わらない不思議を、穏やかに感じている。
それはさておき、めったに売れるもんでかわりに、それらしいがオリジナリティーのある土産を考えてみた。

トゥルーラブノット……なんてのが、結びの名前にあったりする。
漂着したり港湾に打ち捨てられていたり、ハンモックを編んだ切れ端でキーホルダーを作ってみた。
留め具は土産品でなくクオリティーも高いが、仕入れ値も高いものを取り付けた。

机に散乱し放題の素材を思いつきでチョイス、準備もせずに一日でこれだけ。
卸すことを考えても、上代\2000くらいかな。
2800円くらいの方がありがたそうかな。

いくつか仕様があんていすれば、日にこの倍はできるだろう。