山ノ神

鈴木治は八木と共に、走泥社を牽引した土による造形のパイオニアであるが、全作品といってよいほどの展覧に赴いた。
デザインに未來が展望できたよき時代の懐かしい作品群に接してついでにと、同じくホンダシスヲの豊田民芸館にバーナードリーチを訪ねた。

みたものばかりだったが別館のヤナギの旧宅書棚に、開いてみたい蔵書を見つけた。曰く「山ノ神」。
鍵がかかっていたが、開けてもらっててにとることができる。
虫追いのサネトモの藁馬、二股大根、柿の木いじめ、五月女。
古書店でさがしてみるが、またふたたび来もする。