〆は茶色く

天然染料でいろんな方にお願いしてきたが、発色のぱちっとしたのを自前で染めた。配色は思いつきで、そうとう多彩なものになるだろう。もうこの辺で終る。二ミリを2700メートル、三ミリを2000メートル、太端ロープは600メートルくらい。自分の持ち分はここまでにして、藍・サトウキビ・紅露・赤土染めを、それぞれにまず二ミリ1700メートルづつお願いしようと思っている。染め液を混ぜたり重ねて染めたり、 〆は茶色くなる。明るい金茶の下染めは、発色のよいピンク。

臭木(クサギ)でこの南海の海のような空色に染まって、次第に褪せていく「村瀬さんの青」を頼むのが最後に残った。臭木を持参してお訪ねしようと思って、時間が経ってしまった。
あそこにあったな、どこそこにもと腹積もりはあるのだが、なかなか採取行の尻が上がらない。もう今年は手が回らない。