その後の五十年

ハンモック上でひらく本100は選ぶ人の数だけあってよいが、先ずは。TV判と映画判のあった頃からは、人間の条件とこれ。
初めて手に取ったのはホンのン十年前、半分閉めたような古書店の店先のワゴン。
五〇円だった、処分し損ねた日焼けしたその題名の本を初めて開いて買って帰った。こんな店先のワゴンから、こういう風に売れてもいくのかと他人事のような印象を覚えている。

これを私のこの100冊に加えている。まったく同じシチュエーションで、読んでみたものに「誰のために愛するか」がある。それをどうするかを、思いついてはいない。

二人は島かおり吉永小百合だったろうか。加藤剛仲代達矢。昼寝の入り口は平明に。