二人の綾取り「男女の綾」

二人でする綾取りのはじめの形が「男アヤ」、中糸を人差し指に掛けて待つ──と斉藤たまは報告している。山辺(山形)・借宿(茨城)茂木(栃木)で採取したところによれば、中指型と対になっていると言う。

すると二人は男女で綾取りの二順目は女から始めて、その待つ形が「女アヤ」中指型ということではないか。